
2020.12.17



こんにちは。
東京都板橋区ウィンゲートトレーニングセンターのランニングです。
ランナーあるあるですが、
「今日は走る気になれないな〜」とか
「なんだかモヤモヤするな〜」とか
「疲れてるから今日は飲みに行っちゃお〜」とか
思うことが多々あると思います。
ですが、実際にランニングした後にすごくスッキリして、
「ランニングって気持ちいい〜!最高〜!」
なんて感覚を感じたことがあると思います。
運動したから、汗をかいたからスッキリしたのかな〜と思うかもしれませんが、実はしっかり根拠があるんです。
ランニングをすると、たくさんの神経伝達物質というのが分泌され、脳にいろいろな影響を与えているんだとか。
今回は、ランニングで分泌される3つの神経伝達物質が、どのように脳に影響を与えているかについて記事にしました。


ランナーなら"ランナーズハイ"を経験したことがあると思います。
走るとエンドルフィンが高まる、なんてことを聞いたことがあると思います。
エンドルフィンの働きは身体的痛みをやわらげることです。
これが何かというと、自分の限界を超えて走るとき、人は快感を感じることがあります。
走り終えると最高の気持ちになったりもします。
但し、1時間後には酷使した筋肉に痛みを感じ始めます…。
エンドルフィンはこのように、人間に身体的痛みを感じなくさせる働きがあります。
それは、私たちの持つ特性、忍耐によってです。
私たちの祖先は、獲物をどこまでも何時間でも追い、疲れても、怪我をしても、何があっても住処に食べ物を持ち帰りました。それはもうエクササイズ中毒のように、何があっても次の日にはまた自主的に狩りに出かけました。
「昨日はものすごく楽しかった!よし!今日も絶対に狩りにいくぞ!」みたいな感じです。
ランナーの中でも走りすぎて、オーバートレーニング気味になる方が「よし!明日も走ろう!」と思うのはエンドルフィンの作用なのかもしれません。


探しているものが見つかったとき、何かをやり遂げたとき、やることリストを消したとき、すごく気分がいいですよね。
目標を達成した時「やった!」という気分になりますよね?
それがドーパミンです。
私たちは気分が良かったときの記憶を甦らせる「何か」を見ると、そのときの記憶を頼りに、再度そのときに感じた良い気分を味わおうとします。
例えば、マラソンに出て目標タイムに向けて走っているとします。
するとドーパミンが分泌されます。
つまり、私たちはマラソンを目標タイムで走りきる、というゴールを設定するわけです。
そして目標タイム通りにゴールに近づいていきます。
遅れなくタイムを刻んでいると、「おお、目標に近づいている!」と思うわけです。
そこでさらにドーパミンが分泌されます。
近づくにつれて、どんどんドーパミンが分泌されます。
それが体内に蓄積され、遂に目標タイムでゴールすると「やったぞ!!」と達成感を感じるのです。
これが、よく言う「目標を紙に書きだしなさい」ということの理由です。
目標は明確で目に見えるものでなくてはなりません。
これには生物学的根拠があるのです。


人は走るだけで、目標を達成するだけで、エンドルフィンやドーパミンを得ることができます。
そして、走ることに幸せを感じる一因でもあるセロトニンが分泌されます。
セロトニンは脳内や中枢神経で、気分と感情のコントロールを行う神経伝達物質です。
怒りや攻撃性に関わる物質の過剰分泌を抑える働きを持ち、精神を安定させて心身にやすらぎを与えることから「幸せホルモン」とも呼ばれています。
また、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンのメラトニンに変化し、寝付きを良くしたり睡眠の質を向上させる働きも持っています。
ランニング後に気持ちがスッキリするような感じはメラトニン分泌によるものなのかもしれません。
まとめ


目標に向かい達成させるドーパミンが分泌
エンドルフィンによるランナーズハイ、そしてゴール後の達成感
幸せを感じるセロトニン
走ると快感を得られるのはこのようなメカニズムがあったのですね。
ランナーなら頷ける、走ることで感じられる快感。
イライラ、モヤモヤしたときこそランニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ウィンゲートラン ホームページ
「気持ちいい〜!」ランニングが脳に与える影響とは?

「気持ちいい〜!」ランニングが脳に与える影響とは?


こんにちは。
東京都板橋区ウィンゲートトレーニングセンターのランニングです。
ランナーあるあるですが、
「今日は走る気になれないな〜」とか
「なんだかモヤモヤするな〜」とか
「疲れてるから今日は飲みに行っちゃお〜」とか
思うことが多々あると思います。
ですが、実際にランニングした後にすごくスッキリして、
「ランニングって気持ちいい〜!最高〜!」
なんて感覚を感じたことがあると思います。
運動したから、汗をかいたからスッキリしたのかな〜と思うかもしれませんが、実はしっかり根拠があるんです。
ランニングをすると、たくさんの神経伝達物質というのが分泌され、脳にいろいろな影響を与えているんだとか。
今回は、ランニングで分泌される3つの神経伝達物質が、どのように脳に影響を与えているかについて記事にしました。
痛みをやわらげる~エンドルフィンの作用~


ランナーなら"ランナーズハイ"を経験したことがあると思います。
走るとエンドルフィンが高まる、なんてことを聞いたことがあると思います。
エンドルフィンの働きは身体的痛みをやわらげることです。
これが何かというと、自分の限界を超えて走るとき、人は快感を感じることがあります。
走り終えると最高の気持ちになったりもします。
但し、1時間後には酷使した筋肉に痛みを感じ始めます…。
エンドルフィンはこのように、人間に身体的痛みを感じなくさせる働きがあります。
それは、私たちの持つ特性、忍耐によってです。
私たちの祖先は、獲物をどこまでも何時間でも追い、疲れても、怪我をしても、何があっても住処に食べ物を持ち帰りました。それはもうエクササイズ中毒のように、何があっても次の日にはまた自主的に狩りに出かけました。
「昨日はものすごく楽しかった!よし!今日も絶対に狩りにいくぞ!」みたいな感じです。
ランナーの中でも走りすぎて、オーバートレーニング気味になる方が「よし!明日も走ろう!」と思うのはエンドルフィンの作用なのかもしれません。
目標を達成させる~ドーパミンの作用~


探しているものが見つかったとき、何かをやり遂げたとき、やることリストを消したとき、すごく気分がいいですよね。
目標を達成した時「やった!」という気分になりますよね?
それがドーパミンです。
私たちは気分が良かったときの記憶を甦らせる「何か」を見ると、そのときの記憶を頼りに、再度そのときに感じた良い気分を味わおうとします。
例えば、マラソンに出て目標タイムに向けて走っているとします。
するとドーパミンが分泌されます。
つまり、私たちはマラソンを目標タイムで走りきる、というゴールを設定するわけです。
そして目標タイム通りにゴールに近づいていきます。
遅れなくタイムを刻んでいると、「おお、目標に近づいている!」と思うわけです。
そこでさらにドーパミンが分泌されます。
近づくにつれて、どんどんドーパミンが分泌されます。
それが体内に蓄積され、遂に目標タイムでゴールすると「やったぞ!!」と達成感を感じるのです。
これが、よく言う「目標を紙に書きだしなさい」ということの理由です。
目標は明確で目に見えるものでなくてはなりません。
これには生物学的根拠があるのです。
幸せを感じさせる~セロトニンの作用~


人は走るだけで、目標を達成するだけで、エンドルフィンやドーパミンを得ることができます。
そして、走ることに幸せを感じる一因でもあるセロトニンが分泌されます。
セロトニンは脳内や中枢神経で、気分と感情のコントロールを行う神経伝達物質です。
怒りや攻撃性に関わる物質の過剰分泌を抑える働きを持ち、精神を安定させて心身にやすらぎを与えることから「幸せホルモン」とも呼ばれています。
また、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンのメラトニンに変化し、寝付きを良くしたり睡眠の質を向上させる働きも持っています。
ランニング後に気持ちがスッキリするような感じはメラトニン分泌によるものなのかもしれません。
まとめ


目標に向かい達成させるドーパミンが分泌
エンドルフィンによるランナーズハイ、そしてゴール後の達成感
幸せを感じるセロトニン
走ると快感を得られるのはこのようなメカニズムがあったのですね。
ランナーなら頷ける、走ることで感じられる快感。
イライラ、モヤモヤしたときこそランニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ウィンゲートラン ホームページ