
2018.06.29

お腹を温めましょう!!

こんにちは。ウィンゲートトレーニングセンター、ボディケア事業部の岡田英之です。
最近蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?冷たいビールを飲みながらサッカーW杯を観戦なんていう楽しい夜をお過ごしの方も多い事でしょう。
今回はタイトルにもあるように「お腹を温めよう!」という内容です。
ホッカイロをお腹に当てるとか、腹巻をする・・・・ということではありませんよ。もちろん外側から冷やさないことも大事ですが、「内側から」お腹を温めましょう!!ということです。
夏は外気温が35℃を超えることもあり、身体も熱を発散させるために多くの汗をかきます。そして冷たい飲み物やかき氷、アイスなど、夏はキンキンに冷えたものを飲んだり食べたくなる季節です。
つまり・・・・夏は外気温は高いですが、冷たいものを摂取する機会が増えるため、実はお腹(胃や腸など)を大変冷やしやすい時期なのです。
もちろん、熱中症など一刻も早く体温を下げないとならない場合もありますが、普通に健康に生活をしている中で冷たいものの摂り過ぎにより胃腸を冷やし、体調を崩してしまうケースもあります。
今回は胃腸を温めることのメリット、冷やすことのデメリットについて紹介していきます。

体温測定の時、体温計を脇に挟んで測定する方がほとんどではないでしょうか。
多くの人は35℃台~36℃台前半であると思います。身体の表面から測る体温と内臓などの身体の内部の体温(=深部体温)は1℃程度差があると言われているので、深部体温は37℃~38℃程度であるとされています。
身体の中では様々な物質が様々な経路をたどって代謝をされ、生命活動を営んでいます。その代謝に関わるのが種々の酵素であり、酵素というのはその働きが活発になる温度が存在します。それが深部体温となる温度であるとされています。
つまり・・・・
という連鎖が起こり、身体の内部から様々な不調をきたす原因となってしまうのです。
また、体温が低下するということは、その部分からさらに熱を逃がすことを防ぐために血管が収縮します。血流が悪くなり、それによっても代謝が悪くなります。
深部体温が1℃低下すると基礎代謝が12~15%程度低下してしまうという報告もあるようです。
深部体温を下げないことは大変重要なことなのです。
初めの方にも書きましたが、カイロを当てたり湯たんぽを使ったり、腹巻を巻いたり・・・と、外側から冷やさない様にすることも効果的です。
冷え性の方はすでに実践していることでしょう。
また、鍼灸治療を受けたことのある方は、お灸を使ってお腹を温めてもらった経験がありませんか?東洋医学の方でもお腹の状態を整えることは大切だと考えられています。
ここで、鍼灸師の立場から少し東洋医学的な話をしましょう。
東洋医学では人間の内臓を
「臓」:肝・心・脾・肺・腎・心包
「腑」:胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
とい六臓六腑に分け、それぞれの働きを記しています。
ここで「脾」というものに注目します。これは現代医学で言う「胃」とイメージして頂くとわかりやすいでしょう。
「脾」は食べたものを消化吸収し、エネルギーの源である「気」を生成したり、「血」を生成する役割を担っています。
つまり、人間が生きていく上で必要なものを作り出す場であります。
ではこの「脾」を冷やし、働きを低下させるとどうなるか・・・。想像してみてください。「気血」がうまく作られなくなるため、身体全体の働きが悪くなってしまいます。
したがって、鍼灸治療の際に冷えを含めたお腹の状態を確認することを行いますが、これはとても重要なことなのです。全身の状態を整えるためにはお腹の状態を整えることが大切になってきます。
ここでは2つご紹介しましょう。

誰でもできる簡単な方法です。
冷たい物を取り過ぎないことは意識出来ますが、実は常温の飲み物でもそれは体温よりも低い温度のため、胃腸を冷やしてしまう可能性があります。
・・・が、夏場に白湯を飲むということはかなり抵抗がありますね。
せめてエアコンの効いている屋内にいる時は冷たいものを飲まずホットドリンクにしたり、自宅にいる時は白湯で水分補給をするという形にすると良いでしょう。
私の祖父母の地方では夏でも毎日温かい緑茶や白湯を飲んでました。今思えば胃腸には大変良いことだったのかと感じています。

温熱療法で使用される高周波機器である「ラジオ波」を利用します。超音波よりも波長が長く、より体の深部まで熱を入れることが出来る特徴があります。
筋肉の血流を改善し緊張を和らげることができるのですが、より深い場所へも熱を入れることが出来るため、腹腔神経叢や内臓を温めることも可能です。
※当施設でもラジオ波を使ったボディケアを行っております。是非一度ご体験ください。
お腹を冷やさないことは運動のパフォーマンスアップにもつながります。
胃腸が冷えると、血流の低下を招きます。それは内臓だけではなく、下半身などにも影響が出ます。つまり、血流が悪くなることで動きの悪さに繋がります。
お腹を温めることは「代謝」という面だけではなく、そこから運動という面でも良い影響を与えるのです!
普段から飲食物の摂取には気を付けて過ごしましょう。
冷たいビールが美味しい季節ですが、身体の内側も大切に!
最近蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?冷たいビールを飲みながらサッカーW杯を観戦なんていう楽しい夜をお過ごしの方も多い事でしょう。
今回はタイトルにもあるように「お腹を温めよう!」という内容です。
ホッカイロをお腹に当てるとか、腹巻をする・・・・ということではありませんよ。もちろん外側から冷やさないことも大事ですが、「内側から」お腹を温めましょう!!ということです。
夏は外気温が35℃を超えることもあり、身体も熱を発散させるために多くの汗をかきます。そして冷たい飲み物やかき氷、アイスなど、夏はキンキンに冷えたものを飲んだり食べたくなる季節です。
つまり・・・・夏は外気温は高いですが、冷たいものを摂取する機会が増えるため、実はお腹(胃や腸など)を大変冷やしやすい時期なのです。
もちろん、熱中症など一刻も早く体温を下げないとならない場合もありますが、普通に健康に生活をしている中で冷たいものの摂り過ぎにより胃腸を冷やし、体調を崩してしまうケースもあります。
今回は胃腸を温めることのメリット、冷やすことのデメリットについて紹介していきます。
体温

体温測定の時、体温計を脇に挟んで測定する方がほとんどではないでしょうか。
多くの人は35℃台~36℃台前半であると思います。身体の表面から測る体温と内臓などの身体の内部の体温(=深部体温)は1℃程度差があると言われているので、深部体温は37℃~38℃程度であるとされています。
では、深部体温が低下すると・・・?
身体の中では様々な物質が様々な経路をたどって代謝をされ、生命活動を営んでいます。その代謝に関わるのが種々の酵素であり、酵素というのはその働きが活発になる温度が存在します。それが深部体温となる温度であるとされています。
つまり・・・・
冷たいものを摂取
⇓
深部体温を下げる
⇓
代謝酵素の働きが鈍くなる
⇓
代謝能力の低下
という連鎖が起こり、身体の内部から様々な不調をきたす原因となってしまうのです。
また、体温が低下するということは、その部分からさらに熱を逃がすことを防ぐために血管が収縮します。血流が悪くなり、それによっても代謝が悪くなります。
深部体温が1℃低下すると基礎代謝が12~15%程度低下してしまうという報告もあるようです。
深部体温を下げないことは大変重要なことなのです。
おなかを温める
初めの方にも書きましたが、カイロを当てたり湯たんぽを使ったり、腹巻を巻いたり・・・と、外側から冷やさない様にすることも効果的です。
冷え性の方はすでに実践していることでしょう。
また、鍼灸治療を受けたことのある方は、お灸を使ってお腹を温めてもらった経験がありませんか?東洋医学の方でもお腹の状態を整えることは大切だと考えられています。
ここで、鍼灸師の立場から少し東洋医学的な話をしましょう。
「脾」という臓
東洋医学では人間の内臓を
「臓」:肝・心・脾・肺・腎・心包
「腑」:胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
とい六臓六腑に分け、それぞれの働きを記しています。
ここで「脾」というものに注目します。これは現代医学で言う「胃」とイメージして頂くとわかりやすいでしょう。
「脾」は食べたものを消化吸収し、エネルギーの源である「気」を生成したり、「血」を生成する役割を担っています。
つまり、人間が生きていく上で必要なものを作り出す場であります。
ではこの「脾」を冷やし、働きを低下させるとどうなるか・・・。想像してみてください。「気血」がうまく作られなくなるため、身体全体の働きが悪くなってしまいます。
したがって、鍼灸治療の際に冷えを含めたお腹の状態を確認することを行いますが、これはとても重要なことなのです。全身の状態を整えるためにはお腹の状態を整えることが大切になってきます。
では、内部を温めるには・・?
ここでは2つご紹介しましょう。
①水分補給は白湯を

誰でもできる簡単な方法です。
冷たい物を取り過ぎないことは意識出来ますが、実は常温の飲み物でもそれは体温よりも低い温度のため、胃腸を冷やしてしまう可能性があります。
・・・が、夏場に白湯を飲むということはかなり抵抗がありますね。
せめてエアコンの効いている屋内にいる時は冷たいものを飲まずホットドリンクにしたり、自宅にいる時は白湯で水分補給をするという形にすると良いでしょう。
私の祖父母の地方では夏でも毎日温かい緑茶や白湯を飲んでました。今思えば胃腸には大変良いことだったのかと感じています。
②ラジオ波

温熱療法で使用される高周波機器である「ラジオ波」を利用します。超音波よりも波長が長く、より体の深部まで熱を入れることが出来る特徴があります。
筋肉の血流を改善し緊張を和らげることができるのですが、より深い場所へも熱を入れることが出来るため、腹腔神経叢や内臓を温めることも可能です。
※当施設でもラジオ波を使ったボディケアを行っております。是非一度ご体験ください。
運動にも良い影響が
お腹を冷やさないことは運動のパフォーマンスアップにもつながります。
胃腸が冷えると、血流の低下を招きます。それは内臓だけではなく、下半身などにも影響が出ます。つまり、血流が悪くなることで動きの悪さに繋がります。
お腹を温めることは「代謝」という面だけではなく、そこから運動という面でも良い影響を与えるのです!
普段から飲食物の摂取には気を付けて過ごしましょう。
冷たいビールが美味しい季節ですが、身体の内側も大切に!