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2018.09.21

この時期の体調不良は自律神経の乱れかも?

こんにちは。

ウィンゲートトレーニングセンター、ボデイケア事業部の岡田英之です。最近、急に涼しくなったり、雨の日が続いたりと天候の変化がまた一段と大きくなりました。

以前の投稿で、季節の変わり目に片頭痛の発作に悩まされる方が増えるということをご紹介しました。ご経験のある方もいるかと思いますが、他にも「雨が降ると怪我したところが痛む」「喘息の発作が起こりやすくなる」「めまいがする」という症状を訴えられるケースがあります。

この様に、天候に左右されて症状が現れてくる、または悪化する症状を「気象病」と呼ばれるようになってきました。

 


気象病の原因は?




天候が変わる時に変化するものといえば「気圧」です。高気圧が近づくと晴れ、低気圧が近づくと雨が降るということは広く知られていることです。

この「気圧」といいうものの変化は、日常生活を過ごす上で何か動きに影響が出るなど、身体に直接のしかかって感じられるものではありません。しかし、身体の中では気圧を感知し、対応しようと変化が起こっていると考えられています。

気圧の変化が起こると耳の奥の方の「内耳」でそれを感知し、脳への情報を送り自律神経系を活性化させます。その結果自律神経系のバランスが崩れ、様々な症状が現れると考えられています。

飛行機に乗ると頭痛やめまいがする、といった場合と同じでしょう。

 

 

自律神経の話




人間の身体は自律神経が働くことで機能し、外部からの刺激など様々な環境の変化に対応しながら恒常性を維持しています。

自律神経には体の活動時や昼間に活発となる「交感神経」と、夜間やリラックスした時に活発となる「副交感神経」がありますが、この2つがうまくバランスを取ることで人間は活動をしています。つまり、このバランスが崩れると身体の様々な場所に不調が現れるのです。


気管支喘息を例に・・


気管支喘息は、炎症が起きることで気管支が収縮し、また分泌物が生じることも合わさってゼーゼーと呼吸が苦しくなる疾患です。炎症を抑えないと気管支がどんどん肥厚し、さらに気道を狭めていきます。重症になると命に関わる疾患ですが、最近では副腎皮質ステロイドの吸入薬を使用することで症状をコントロールすることが出来るようになりました。

気管支も自律神経系の働きを受けて運動をしています。「交感神経」が活発になると拡張し、「副交感神経」が活発になると収縮する方向に働きます。そのため、喘息で使用される薬は気管支にある「交感神経」の受容体を刺激するものが使用されます。

喘息の発作もそうですが、夜間・早朝に咳が出て苦しくなる経験はありませんか?その時、起き上がると楽になったことは?それは自律神経が交感神経、副交感神経どちらが優位になるかが影響していると考えられます。

 

 

 

自律神経を整えましょう!!




気管支喘息を例に挙げましたが、人間の身体は自律神経系が働くことで活動をしています。寒暖差が激しくなる時期、高いストレスがかかっている時、昼夜逆転の生活になっている時などは自律神経が乱れている可能性があります。

 

自律神経を整える方法


・ぬるめのお湯で入浴をする

・適度な運動をする

・呼吸を整える(腹式呼吸が出来るようにする)

 

など、色々な方法があります。生活習慣を整えることも大切です。1日3食バランスの良い食事を摂って、睡眠時間を確保することです。

 

自律神経のバランスチェック




「tas9view」という指先の血流の状態から自律神経のバランスをチェックできる機器があります。自分が今交感神経が活発なのか、副交感神経が活発なのかを把握することが出来ます。その状態をチェックすることで、どの様な対策をすれば良いかがわかるのです。

ウィンゲートトレーニングセンターはこの「tas9view」を採用しています。ご希望の方へ測定し、その結果から適切なエクササイズや日常のアドバイスを提供することができます。

季節の変わり目に体調が乱れやすいという方、健康維持のために是非ご利用頂ければ幸いです。