
2018.10.26

ジェネリックって何?どんなメリットがある??

こんにちは。ウィンゲートトレーニングセンター、ボデイケア事業の岡田英之です。
最近、処方せんを持って薬局へ薬をもらいに行くと、「ジェネリックを希望されますか?」などと聞かれることがありませんか?恐らく、ほとんどの薬局でその様な話をされると思います。
今回はジェネリックって何?というお話です。ジェネリックを知って、有効にかつ経済的に医療を受けてみましょう。

「ジェネリック医薬品」はまたの名を「後発医薬品」と呼びます。最近では黒柳徹子さん(東和薬品)や高橋英樹さん(沢井製薬)がCMで紹介するようになり、広く知られるようになりました。
一昔前までは、後からゾロゾロ出てくる薬なので「ゾロ品」などと呼ばれていた時代もあります。その頃はまだ安定供給や品質の面でも信頼度が低かったため、あまり使用されていませんでした。
先発医薬品(一番最初に発売された商品)の特許が切れた後に、他の製薬会社が同じ成分を使用して同じ効能効果の薬を製造することができます。それがジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
ジェネリックにすると安くなるというのは周知の事実です。先発医薬品は莫大な費用と時間をかけて開発されるのですが、ジェネリック医薬品はすでに有効成分となる物質があり、医薬品として広く使用されている状態から開発されます。従って、その分の費用を費やすことなく製造が出来るため、先発医薬品よりも低い薬価が設定されます。
(※薬価・・・国が定めた医薬品の価格)

①先述した通り先発医薬品よりも薬価が低いため、窓口負担金が減ります。先発品との価格差は様々ですが、薬によっては数千円単位で変わるものもあります。(1錠あたりではなく、その時に負担する全額として)
②先発医薬品にはない剤型(錠剤・カプセル・粉などの薬の形のこと)がジェネリック医薬品では発売されているケースがあります。例えば、錠剤しかなかったのが、ジェネリックだと液剤や粉が作られている場合があります。そうなると、錠剤が飲めない患者さんにとっては大変な恩恵となります。
③味が改善されます。特にお子様が飲む粉薬です。先発医薬品も工夫して飲みやすい味に調えていますが、どうしても苦みが出てしまう薬もあります。その様な多くの声が出ているため、ジェネリックは味をより改善したものに仕上げてくる場合が多いです。実際に、先発品からジェネリックへ変更すると薬をちゃんと飲んでくれたというお子様が非常に多いです。

ジェネリック医薬品も先発医薬品と同等であるという試験を通って販売されますので、基本的には同じ薬です。しかし、長期継続している薬を変更したところ症状変化が出たというケースが非常に稀ですがあります。完全に同じではないため、微妙な違いが効果に表れた可能性があります。
また、ジェネリック医薬品になると名前と見た目が変わるケースがほとんどです。プラセボ効果・・・かどうかはわかりませんが、気分的に何となく違うという方も中にはいらっしゃいます。
先程子供の薬で味が良くなると記載しましたが、逆のパターンもある様です。

「オーソライズドジェネリック(AG)」というものが最近続々と発売されています。
これは、先発医薬品と全く同じ製法・原料・添加物を使用して製造されるジェネリックです。従って、名前が違うだけで「全く同じもの」であるが、先発医薬品よりも負担が軽くなるジェネリック医薬品であるというものです。
患者さんに限らず、医療関係者もジェネリックに抵抗感がある方はもちろんいらっしゃいます。しかし、その様な方へオススメなのがこのAGです。
・・・かと言って、AGではないジェネリックがダメということではありません!!
今や大手製薬会社(武田・エーザイ・ファイザー・久光など)も子会社を作ってジェネリック医薬品の販売に力を入れています。もちろん、東和薬品・沢井製薬・日医工などのジェネリックメーカーもしっかりとした品質のものを製造しています。
あくまでAGも選択肢の一つという理解にして頂けたらと思います。

ジェネリックを有効活用する理由は様々です。
高騰する医療費を抑制することは必須の課題でありますが、先述したようにジェネリック医薬品の方が幅広い特長を持つ場合もあります。薬も「選べる」時代になっています。
処方せんを見て頂くと、「【般】~~~」と薬の名前の前に【般】という文字が書かれている場合が多くなりました。これは、【般】の後には成分名が書かれていて、その成分名のものならどの銘柄でもいいですよという意味です。
したがって、先発品でもジェネリックでも、薬局で希望をすることができます。現在【般】と書かれた場合は原則ジェネリックにすることとなっていますが、希望があれば先発品でも可能です。
(※ただし、薬局の在庫の関係などで対応できない場合もありますが・・・・)
また、「ジェネリックは添加物が違うから・・・・」と言われることもあります。添加物の影響が出るのは非常に稀です。飲んでいる中の一つが添加物の異なるジェネリックに変わったとしても、他に何種類も飲んでいればその添加物を摂取している可能性はあります。
添加物の悪影響が出た経験のある方は別として、その辺りはご理解頂ければと思います。
是非、特徴のあるジェネリックを有効活用し、治療に取り入れていきましょう。
もしかしたら、子供が薬を飲んでくれるかもしれませんよ!
最近、処方せんを持って薬局へ薬をもらいに行くと、「ジェネリックを希望されますか?」などと聞かれることがありませんか?恐らく、ほとんどの薬局でその様な話をされると思います。
今回はジェネリックって何?というお話です。ジェネリックを知って、有効にかつ経済的に医療を受けてみましょう。
昔は「ゾロ品」と呼ばれていた・・・

「ジェネリック医薬品」はまたの名を「後発医薬品」と呼びます。最近では黒柳徹子さん(東和薬品)や高橋英樹さん(沢井製薬)がCMで紹介するようになり、広く知られるようになりました。
一昔前までは、後からゾロゾロ出てくる薬なので「ゾロ品」などと呼ばれていた時代もあります。その頃はまだ安定供給や品質の面でも信頼度が低かったため、あまり使用されていませんでした。
そもそもジェネリックとは??
先発医薬品(一番最初に発売された商品)の特許が切れた後に、他の製薬会社が同じ成分を使用して同じ効能効果の薬を製造することができます。それがジェネリック医薬品(後発医薬品)です。
ジェネリックにすると安くなるというのは周知の事実です。先発医薬品は莫大な費用と時間をかけて開発されるのですが、ジェネリック医薬品はすでに有効成分となる物質があり、医薬品として広く使用されている状態から開発されます。従って、その分の費用を費やすことなく製造が出来るため、先発医薬品よりも低い薬価が設定されます。
(※薬価・・・国が定めた医薬品の価格)
ジェネリックにするメリットは?

①先述した通り先発医薬品よりも薬価が低いため、窓口負担金が減ります。先発品との価格差は様々ですが、薬によっては数千円単位で変わるものもあります。(1錠あたりではなく、その時に負担する全額として)
②先発医薬品にはない剤型(錠剤・カプセル・粉などの薬の形のこと)がジェネリック医薬品では発売されているケースがあります。例えば、錠剤しかなかったのが、ジェネリックだと液剤や粉が作られている場合があります。そうなると、錠剤が飲めない患者さんにとっては大変な恩恵となります。
③味が改善されます。特にお子様が飲む粉薬です。先発医薬品も工夫して飲みやすい味に調えていますが、どうしても苦みが出てしまう薬もあります。その様な多くの声が出ているため、ジェネリックは味をより改善したものに仕上げてくる場合が多いです。実際に、先発品からジェネリックへ変更すると薬をちゃんと飲んでくれたというお子様が非常に多いです。
では、デメリットは?

ジェネリック医薬品も先発医薬品と同等であるという試験を通って販売されますので、基本的には同じ薬です。しかし、長期継続している薬を変更したところ症状変化が出たというケースが非常に稀ですがあります。完全に同じではないため、微妙な違いが効果に表れた可能性があります。
また、ジェネリック医薬品になると名前と見た目が変わるケースがほとんどです。プラセボ効果・・・かどうかはわかりませんが、気分的に何となく違うという方も中にはいらっしゃいます。
先程子供の薬で味が良くなると記載しましたが、逆のパターンもある様です。
今話題のジェネリック

「オーソライズドジェネリック(AG)」というものが最近続々と発売されています。
これは、先発医薬品と全く同じ製法・原料・添加物を使用して製造されるジェネリックです。従って、名前が違うだけで「全く同じもの」であるが、先発医薬品よりも負担が軽くなるジェネリック医薬品であるというものです。
患者さんに限らず、医療関係者もジェネリックに抵抗感がある方はもちろんいらっしゃいます。しかし、その様な方へオススメなのがこのAGです。
・・・かと言って、AGではないジェネリックがダメということではありません!!
今や大手製薬会社(武田・エーザイ・ファイザー・久光など)も子会社を作ってジェネリック医薬品の販売に力を入れています。もちろん、東和薬品・沢井製薬・日医工などのジェネリックメーカーもしっかりとした品質のものを製造しています。
あくまでAGも選択肢の一つという理解にして頂けたらと思います。
有効活用を!!

ジェネリックを有効活用する理由は様々です。
高騰する医療費を抑制することは必須の課題でありますが、先述したようにジェネリック医薬品の方が幅広い特長を持つ場合もあります。薬も「選べる」時代になっています。
処方せんを見て頂くと、「【般】~~~」と薬の名前の前に【般】という文字が書かれている場合が多くなりました。これは、【般】の後には成分名が書かれていて、その成分名のものならどの銘柄でもいいですよという意味です。
したがって、先発品でもジェネリックでも、薬局で希望をすることができます。現在【般】と書かれた場合は原則ジェネリックにすることとなっていますが、希望があれば先発品でも可能です。
(※ただし、薬局の在庫の関係などで対応できない場合もありますが・・・・)
また、「ジェネリックは添加物が違うから・・・・」と言われることもあります。添加物の影響が出るのは非常に稀です。飲んでいる中の一つが添加物の異なるジェネリックに変わったとしても、他に何種類も飲んでいればその添加物を摂取している可能性はあります。
添加物の悪影響が出た経験のある方は別として、その辺りはご理解頂ければと思います。
是非、特徴のあるジェネリックを有効活用し、治療に取り入れていきましょう。
もしかしたら、子供が薬を飲んでくれるかもしれませんよ!