スタッフブログ


スタッフブログ
BLOG

2018.09.19

ボール運動(遊び編)

皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です!

今回は久しぶりに実技についての内容です。
テーマは「ボール」
近年公園でのボール遊びが禁止されているなどボールを使って遊ぶ場面が減ってきたのではないかと感じます。
野球やサッカーなどの球技スポーツを習っている子もいると思いますが、野球をやっている子は足でボールを扱うことが上手くない、サッカーをやっている子は投げるのが上手くない、などの偏りが見られます。

 

1つのことを極めるのも良いですが、理想は1つのことだけでなく様々な身体の使い方、感覚を覚えてもらうことです。
遊びの中に上達へのきっかけが隠れているかもしれませんよ。

 

 

様々なボール遊び


 

公園でのボール遊びができなくても屋内のちょっとしたスペースがあれば色々なことができます。
家などでできるようなボール遊びを紹介したいと思います。

 

①風船遊び


 


ボールの前段階として風船遊びは効果的です。
ふわふわしている風船は子どもたちに大人気です。

風船は割れてしまうとびっくりしてしまうかもしれませんが、怪我や物の破損などの危険性もなく、安全に遊べるアイテムの1つです。

ボールを上手くキャッチできない子は風船だとキャッチするのも簡単なので、まずは風船運動から慣れていくとよいでしょう。
風船バレーで風船をポンポンし合うのも楽しいです。
また風船は不規則な動きをするので、目で物体を捉えることや物体との距離感を掴む練習にもなります。

風船の代わりにタオル、ハンカチ、新聞紙、などで試してみても面白いですよ!

 

②ボールキャッチ


 

風船で慣れてきたら、実際にボールを使ってみましょう。
ボールを上に投げてキャッチします。
広いスペースがなくてもできるので、家でやるのにおすすめです。

1人で投げてキャッチするのが難しい子は大人の方が子どもの胸のあたりを狙い、ゆっくり投げてあげてみてください。

 

 

③ボールキャッチ(+α)


ボールキャッチがある程度できるようになってきたら、+αで課題を与えていきましょう。
同じことをやっていても飽きてしまいます。
「キャッチ」することは同じですが、やり方を少し変えるだけで、楽しくキャッチの反復練習にもなります。

 

・拍手



ボールが空中にいる間に拍手をしてからキャッチをします。
「何回拍手ができるかな~?」
親子で競ってみましょう!

 

・身体にタッチ

ボールが空中にある間に身体の色々な部分をタッチしてからキャッチします。

「あたま」



「おなか」



「おひざ」



「つまさき」



 

などなど・・・

『身体をタッチする』+『ボールをキャッチする』という2つの動作を組み合わせることで難易度が上がっていきます。
これを「ふくらはぎ」「ふともも」「かかと」など変えていくことで身体の名前を覚えることにもつながります。
タッチができる子には2か所、または3か所タッチさせることでさらに難易度を上げることができます。

 

④ボールを身体にあてる


次は上に投げたボールを自分の身体にあててみましょう。
これはまずボールの落下地点を予測しなければいけません。
予測した上で身体を的確な位置に移動させる必要があります。
できる子には身体にあてて跳ね返ったボールをキャッチさせるなどの発展課題も用意しておくとよいでしょう。

「あたま」



「あし」



「せなか」



 

子どもたちにやらせると案外盛り上がります!
どの位置に向かって投げればよいのか、どのように身体を動かせばよいのか、どれくらいの強さで投げるのか、など子どもたち自身で考えるようにさせています。
あえて教えず、まずはやらせて、考えさせることが運動能力の向上につながります。

 

⑤壁あて


 

壁に向かってボールを投げ、跳ね返ってきたボールをキャッチしましょう。
どの辺に向かって投げれば自分のところに跳ね返ってくるのかなども考えながらできるといいですね。

キャッチができれば連続で跳ね返し、落とさずに何回跳ね返せるかも競ってみると楽しいですよ!
手以外でも足や頭、全身を使うように意識してみるとより身体をコントロールする力がつきます。

 


 

まとめ


今回は家でできるようなボール遊びを中心に紹介しました。
次回はもう少しレッスン向けの記事を書く予定です。

私はブログにていくつかやり方を紹介しておりますが、皆さまに見ていただきたい部分はやり方より考え方の部分です。

これをやればよいというわけではなく、あくまで1つの方法として紹介をしています。
ぜひ遊びの中で色々なやり方を考えてみてください。
これはおもしろそうだ、これをやってみたらどうなるのだろう、というのを常に考えてみるともっと運動が楽しくなるはずです。

大人も時には子どもの頃のわくわくを思い出して子どもたちと一緒に運動してみてはいかがでしょうか!?

 

ウィンゲートキッズ


http://www.wingate.club/kids.html