
2018.06.20

公園遊びで運動が上手になる!(後編)

皆さま、こんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
前回の続き「公園遊びで運動が上手になる!」の【後編】です!
前回は運動以前の部分を中心にお伝えしましたが、
今回はおすすめの遊び、遊具と運動の関係性などを紹介します!
前回の記事も合わせてご覧ください!

お子さんの保護者様より、「運動が上手になるにはどうすれば良いですか?」という質問をいただくことがあります。
答えはズバリ「毎日たくさん身体を動かして遊ぶこと」です!
意外と単純なことかもしれませんが、近年では環境の変化によって身体を動かして遊ぶ習慣が減ってきたように感じます。
(前回のブログでも公園の変化をお伝えしました。)
子どもたちの遊び方にも変化についても見てみましょう。

近年子どもの遊び方にも変化があります。
様々な環境の変化によって身体を動かして遊ぶ習慣が減っているようですが、具体的になぜ減ってきているのか考えてみましょう。

身体を動かさなくなった原因として一番に思い浮かぶものといえばゲームの普及ではないでしょうか。
おそらくほとんどの家庭にゲームが1台はる時代になったと思います。
私もゲームが好きで子どもの頃にはよく遊んでいました。
ゲーム自体が全て悪いわけではありません。
ゲームでは頭を使って考えたり、想像力を養ったり、良いこともあると思います。
問題なのはゲームばかりをやって、身体を動して遊ばなくなってきたことです。
どんどん新しいゲームが普及し、スマホやタブレットでも手軽に様々なゲームができる時代です。
今では0歳~2歳ほどの小さい子でもスマホやタブレットでゲームをしたり、動画を見たりする子もたくさんいます。
最近では友達と一緒に公園に遊びに行き、公園で携帯ゲームをして遊ぶという話も聞いたことがあります。
ゲームや動画は楽しいし、面白いので、気持ちはすごく分かります。
しかし本当にこのままで良いのでしょうか?
やはり私たち大人が身体を動かして遊ぶ楽しさを伝えていくべきなのです。

次に気になる点は習い事の増加です。
都市部になればなるほど、習い事をしている子が多いと感じます。
また、複数の習い事をしている子も多いのではないでしょうか。
習い事に通うことでその子にとって様々な経験になりますし、その子自身でやりたいと思ってやることはとても素晴らしいことです。
ここでも問題は習い事をやりすぎるということです。
たまに子どもたちにどれくらい習い事をやっているか聞くと、大体週1~2日の子が多いですが、中には3~4日の子もいます。
一番多い子で6~7日という子もいました。
週7日もやっていたらお休みはないのか?いつ遊ぶんだろう?と不安になります。
もちろん、人から習うことはとても大切です。
しかし習うことよりも自分で考えることや、自分で練習することもすごく大切です。
特に運動は人に言われたことをやっている子よりも自分で考えて活動できる子のほうが運動能力も向上しやすいです。
だからこそ、たくさん遊ぶことが必要なのです。

もう一つ遊び方が変化した要因と考えられるのが家庭環境です。
子どもの頃に一番長い時間を一緒に過ごすのは家族です。
そのため家族で遊ぶことが必然的に多くなります。
しかし近年では共働きの家庭や一人っ子の家庭が多くなり、家族で遊ぶ時間が減っているように感じます。
家庭環境に関しては各ご家庭の事情もあるので仕方がないとは思いますが、出来る限り家族とふれあう時間を増やし、お子さんと一緒に遊んでください!
運動が上手になりたいのであればとにかくたくさん遊びましょう!
公園で出来る遊びと運動との関係性を少し紹介します!

定番の鬼ごっこです。
足が速くなりたい子は鬼ごっこが一番!
つかまらないように逃げるためにはより速く走らなければいけません。
この時、速く走るためにはどうすればよいかを自然と考えます。
考えることで自分の身体の動かし方、速く走るための走り方が自然と身についていきます。

みんな大好きなすべり台!
すべり台で滑るためにはまず登らないといけませんね。
登る時に手すりを掴むことで握力を鍛え、落ちないように身体を引き付ける力も鍛えられます。
足をかけて登ることで脚の筋力も鍛えられます。
滑る時も速さを感じることや上から下に滑ることで頭の中で色々な感覚が刺激されます。

次はジャングルジムです。
最近は危ないという理由で撤去されている公園もあるそうです。
ジャングルジムではまず登るために腕の力をつかいますね。
パイプの上に足をのせるので、バランス能力も鍛えられます。
登っていくために掴む場所、足をかける場所を見つけることやその場所までの距離感を掴む練習にもなります。
高いところに登ることで高さへの恐怖心も克服できますね。

子どもの頃によく遊んでいたけど名前を知らなかったので調べてみました。
グローブジャングルと言うそうです。
昔はよく見ましたが最近は事故が多く、危険とのことで撤去されることが多くなったそうです。
回転することで様々な感覚を刺激します。
子どもの頃に目が回るような運動をたくさんやっておくと、上手くバランスがとれるようになったり、
姿勢の調整が上手くできるようになります。
車酔いもしにくくなります。
また、遠心力で飛ばされないようにするために握る力も鍛えられます。

ブランコは不安定なものなので、乗ってバランスをとるために全身の色々な筋肉を刺激します。
そこから勢いよく漕ぐためにはタイミングよく膝の曲げ伸ばしをする必要がありますね。
膝の曲げ伸ばしだけでなく腹筋や背筋を使って身体をしならせる必要もあります。
知らないうちに色々な筋肉に刺激を与えています。

手で身体を支えてタイヤを跳び越えます。
これをやっておけば、跳び箱はすぐに跳べてしまいます。
手で自分の体重を支える力、腕を支点として体重を前に移動させる感覚を養うことができます。
また跳び越えるためのジャンプ力もつきます。

砂場遊びでも運動能力は鍛えられます。
砂場では大体しゃがんで遊ぶことが多いですね。
このしゃがむ動作で足関節の柔軟性を上げることができます。
最近の小中学生は足首が固くてしゃがめない子が多いと感じます。
足首が固いと様々な怪我に繋がってしまうかもしれません。
砂場でスコップなどを使って掘る時はスコップをしっかり握る必要があります。
また砂をつかんだり、道具を使うことで指先の感覚も刺激されます。
砂で何かを作ることで創造力も養われるでしょう。
今回は伝えたいことがたくさんあったので、前編、後編に分けてお伝えしました。
いかがだったでしょうか。
何気ない公園遊びでも子どもにとっては様々な経験となります。
だからこそ遊ぶことが重要なのです。
ぜひお子さんと一緒に身体を動かしてたくさん遊んでください!!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
前回の続き「公園遊びで運動が上手になる!」の【後編】です!
前回は運動以前の部分を中心にお伝えしましたが、
今回はおすすめの遊び、遊具と運動の関係性などを紹介します!
前回の記事も合わせてご覧ください!
→公園遊びで運動が上手になる!(前編)
公園遊びで運動が上手になる!!

お子さんの保護者様より、「運動が上手になるにはどうすれば良いですか?」という質問をいただくことがあります。
答えはズバリ「毎日たくさん身体を動かして遊ぶこと」です!
意外と単純なことかもしれませんが、近年では環境の変化によって身体を動かして遊ぶ習慣が減ってきたように感じます。
(前回のブログでも公園の変化をお伝えしました。)
子どもたちの遊び方にも変化についても見てみましょう。
遊び方の変化

近年子どもの遊び方にも変化があります。
様々な環境の変化によって身体を動かして遊ぶ習慣が減っているようですが、具体的になぜ減ってきているのか考えてみましょう。
①ゲームの普及

身体を動かさなくなった原因として一番に思い浮かぶものといえばゲームの普及ではないでしょうか。
おそらくほとんどの家庭にゲームが1台はる時代になったと思います。
私もゲームが好きで子どもの頃にはよく遊んでいました。
ゲーム自体が全て悪いわけではありません。
ゲームでは頭を使って考えたり、想像力を養ったり、良いこともあると思います。
問題なのはゲームばかりをやって、身体を動して遊ばなくなってきたことです。
どんどん新しいゲームが普及し、スマホやタブレットでも手軽に様々なゲームができる時代です。
今では0歳~2歳ほどの小さい子でもスマホやタブレットでゲームをしたり、動画を見たりする子もたくさんいます。
最近では友達と一緒に公園に遊びに行き、公園で携帯ゲームをして遊ぶという話も聞いたことがあります。
ゲームや動画は楽しいし、面白いので、気持ちはすごく分かります。
しかし本当にこのままで良いのでしょうか?
やはり私たち大人が身体を動かして遊ぶ楽しさを伝えていくべきなのです。
②習い事

次に気になる点は習い事の増加です。
都市部になればなるほど、習い事をしている子が多いと感じます。
また、複数の習い事をしている子も多いのではないでしょうか。
習い事に通うことでその子にとって様々な経験になりますし、その子自身でやりたいと思ってやることはとても素晴らしいことです。
ここでも問題は習い事をやりすぎるということです。
たまに子どもたちにどれくらい習い事をやっているか聞くと、大体週1~2日の子が多いですが、中には3~4日の子もいます。
一番多い子で6~7日という子もいました。
週7日もやっていたらお休みはないのか?いつ遊ぶんだろう?と不安になります。
もちろん、人から習うことはとても大切です。
しかし習うことよりも自分で考えることや、自分で練習することもすごく大切です。
特に運動は人に言われたことをやっている子よりも自分で考えて活動できる子のほうが運動能力も向上しやすいです。
だからこそ、たくさん遊ぶことが必要なのです。
③家庭環境

もう一つ遊び方が変化した要因と考えられるのが家庭環境です。
子どもの頃に一番長い時間を一緒に過ごすのは家族です。
そのため家族で遊ぶことが必然的に多くなります。
しかし近年では共働きの家庭や一人っ子の家庭が多くなり、家族で遊ぶ時間が減っているように感じます。
家庭環境に関しては各ご家庭の事情もあるので仕方がないとは思いますが、出来る限り家族とふれあう時間を増やし、お子さんと一緒に遊んでください!
たくさん遊ぼう!
運動が上手になりたいのであればとにかくたくさん遊びましょう!
公園で出来る遊びと運動との関係性を少し紹介します!
①鬼ごっこ

定番の鬼ごっこです。
足が速くなりたい子は鬼ごっこが一番!
つかまらないように逃げるためにはより速く走らなければいけません。
この時、速く走るためにはどうすればよいかを自然と考えます。
考えることで自分の身体の動かし方、速く走るための走り方が自然と身についていきます。
②すべり台

みんな大好きなすべり台!
すべり台で滑るためにはまず登らないといけませんね。
登る時に手すりを掴むことで握力を鍛え、落ちないように身体を引き付ける力も鍛えられます。
足をかけて登ることで脚の筋力も鍛えられます。
滑る時も速さを感じることや上から下に滑ることで頭の中で色々な感覚が刺激されます。
③ジャングルジム

次はジャングルジムです。
最近は危ないという理由で撤去されている公園もあるそうです。
ジャングルジムではまず登るために腕の力をつかいますね。
パイプの上に足をのせるので、バランス能力も鍛えられます。
登っていくために掴む場所、足をかける場所を見つけることやその場所までの距離感を掴む練習にもなります。
高いところに登ることで高さへの恐怖心も克服できますね。
④グローブジャングル

子どもの頃によく遊んでいたけど名前を知らなかったので調べてみました。
グローブジャングルと言うそうです。
昔はよく見ましたが最近は事故が多く、危険とのことで撤去されることが多くなったそうです。
回転することで様々な感覚を刺激します。
子どもの頃に目が回るような運動をたくさんやっておくと、上手くバランスがとれるようになったり、
姿勢の調整が上手くできるようになります。
車酔いもしにくくなります。
また、遠心力で飛ばされないようにするために握る力も鍛えられます。
⑤ブランコ

ブランコは不安定なものなので、乗ってバランスをとるために全身の色々な筋肉を刺激します。
そこから勢いよく漕ぐためにはタイミングよく膝の曲げ伸ばしをする必要がありますね。
膝の曲げ伸ばしだけでなく腹筋や背筋を使って身体をしならせる必要もあります。
知らないうちに色々な筋肉に刺激を与えています。
⑥タイヤ跳び

手で身体を支えてタイヤを跳び越えます。
これをやっておけば、跳び箱はすぐに跳べてしまいます。
手で自分の体重を支える力、腕を支点として体重を前に移動させる感覚を養うことができます。
また跳び越えるためのジャンプ力もつきます。
⑦砂場遊び

砂場遊びでも運動能力は鍛えられます。
砂場では大体しゃがんで遊ぶことが多いですね。
このしゃがむ動作で足関節の柔軟性を上げることができます。
最近の小中学生は足首が固くてしゃがめない子が多いと感じます。
足首が固いと様々な怪我に繋がってしまうかもしれません。
砂場でスコップなどを使って掘る時はスコップをしっかり握る必要があります。
また砂をつかんだり、道具を使うことで指先の感覚も刺激されます。
砂で何かを作ることで創造力も養われるでしょう。
まとめ
今回は伝えたいことがたくさんあったので、前編、後編に分けてお伝えしました。
いかがだったでしょうか。
何気ない公園遊びでも子どもにとっては様々な経験となります。
だからこそ遊ぶことが重要なのです。
ぜひお子さんと一緒に身体を動かしてたくさん遊んでください!!