
2018.08.22

子どもたちに考えさせる

皆さま、こんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
今回のテーマは「考えること」
以前のブログでも何度かお伝えしたことがあります。
運動能力の発達のためには子どもたち自身が考えてやることがとても重要だと感じています。
運動だけに限らず、日常や学校生活、社会など様々な場面で生き抜くためには自分で考える力は必須なのではないでしょうか。
私も普段の運動指導ではただ運動をさせる、ただやり方を教えるだけでなく、頭で考える場面も取り入れています。
頭で考えることで思考力、想像力はもちろん、運動能力の向上も見込めます。

まずはやる意味、目的を考えさせましょう。
子どもたちに対して、
なぜこれをやるのか
何のためにやっているのか
考えさせる必要があります。
例えば走るのを速くするための方法を指導する教室があるとします。
その際にまず子どもたちの頭の中で、(今より走るのが速くなりたい)(タイムを〇秒縮めたい)(運動会で1位をとりたい)という目的がある子は良いですが、中には(親に言われたから)(みんながやっているから)とい子もいます。
どちらのほうが結果が出やすいかというと当然前者のほうです。
運動だけでなく、何かをやる時には自分の意思があるのかどうかがとても重要です。
子どもに習い事をさせる際にもその子がやりたいと思っているのか、何のためにやるのか、などをしっかり理解した上で通わせることが必要です。
それでは実際に子どもにやりたいという意思があって、運動教室に通うとします。
そこからは指導者の出番ですね。
以前にもお伝えしましたが、例えば足が速くなるための練習プログラムをやる際に、ただやるだけであればコンピューターに任せればよいので指導者はいらなくなります。
子どもたちを観察し適切なアドバイスをすることや、ただ教えるだけでなく子どもたちに考えさせる場面を与えること、どうすれば上達するのかを一緒に考えていけるのが指導者です。

それでは私が実際の指導の際に意識していることを少し紹介します。
まずは上記でもお伝えしたとおり、やる事の意味を教えてからやらせることです。
例えばマット運動の倒立を教える際に腕で支える力をつけたいので、手をついて四足のクマ歩きをやるとします。
その際に「クマ歩きをやります。」だけではやるだけの指示になります。
そこでこの指示の前に「腕で身体を支える力をつけるためにクマ歩きをやります。」と伝えます。
これだけでもやる意味が分かりやすくなりますね。
他にも静かに話しを聞いて欲しい時、「静かに聞きなさい」だけでは少し力が弱いです。
「今から大事なことを話すので、静かに聞きなさい」と伝えるだけでだいぶ効力が強くなります。
【〇〇のために〇〇しましょう】というフレーズを意識して使うことで子どもたちの雰囲気も変わってくるかもしれません。
1点、注意したいところは、この方法を多様しすぎると指示の言葉が多くなることです。
指示の言葉が多くなるということはこちらがじゃべっている時間が多くなるということです。
しゃべっている時間が多くなるいうことは子どもたちの活動時間が短くなります。
子どもたちには出来れば常に活動させ続けることが理想です。
話を聞く時間、待つ時間が多くなればなるほど、集中力がなくなっていくのです。
なので重要なポイントを決めて、要所で上手く使えるのが理想です。
次のポイントは考えて発言する場面を与えることです。
私は授業の中でいくつか子どもたちに問いかける場面をつくるように意識しています。
例えばボールを投げるポイントをいくつか教えて練習をします。
少しやらせた後に全体を止めて、子どもたちに確認をしてみます。
「ボールの投げ方で気をつけることは何ですか?」と。
こちらから質問をすることで、子どもたちが考える場面を意図的に作り出すのです。
ここで考えて意見が言える子、話を聞いていなかった子、考えても答えが分からなかった子、など様々な子が出てくるはずです。
最初は答えられなくても、答えが間違っていようと何でも良いのです。
重要なのは考えて自分から発言をすること。
何度かこのような場面を作ることで、何も言わなくても子どもたちがしっかり話を聞いて理解できるようになっていきます。
最初に質問をした時はほとんど手が上がらなかった子たちでも、何度か続けるうちにだんだんと手が上がる人数が増えていくでしょう。
手が上がる子が増えたということは自分で考えて答えを出すことができた子が増えたということです。
今回のテーマは子どもだけではなく様々な場面で必要なことだと思います。
人類の過去をたどると今まで様々な発見がありました。
発見の一番最初には「なぜ?なんで?」「どうすればいい?」「こうすればいいのではないか。」「こうしてみたらよくなった。」など様々な考えがあったはずです。
子どもたちには、
どうすれば運動が上手になるのか?
〇〇ができるようになるにはどうすればよいのか?
など、自分で考えることができる子になってほしいと願っています。
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
今回のテーマは「考えること」
以前のブログでも何度かお伝えしたことがあります。
運動能力の発達のためには子どもたち自身が考えてやることがとても重要だと感じています。
運動だけに限らず、日常や学校生活、社会など様々な場面で生き抜くためには自分で考える力は必須なのではないでしょうか。
私も普段の運動指導ではただ運動をさせる、ただやり方を教えるだけでなく、頭で考える場面も取り入れています。
頭で考えることで思考力、想像力はもちろん、運動能力の向上も見込めます。
やる意味、目的を考える

まずはやる意味、目的を考えさせましょう。
子どもたちに対して、
なぜこれをやるのか
何のためにやっているのか
考えさせる必要があります。
例えば走るのを速くするための方法を指導する教室があるとします。
その際にまず子どもたちの頭の中で、(今より走るのが速くなりたい)(タイムを〇秒縮めたい)(運動会で1位をとりたい)という目的がある子は良いですが、中には(親に言われたから)(みんながやっているから)とい子もいます。
どちらのほうが結果が出やすいかというと当然前者のほうです。
運動だけでなく、何かをやる時には自分の意思があるのかどうかがとても重要です。
子どもに習い事をさせる際にもその子がやりたいと思っているのか、何のためにやるのか、などをしっかり理解した上で通わせることが必要です。
それでは実際に子どもにやりたいという意思があって、運動教室に通うとします。
そこからは指導者の出番ですね。
以前にもお伝えしましたが、例えば足が速くなるための練習プログラムをやる際に、ただやるだけであればコンピューターに任せればよいので指導者はいらなくなります。
子どもたちを観察し適切なアドバイスをすることや、ただ教えるだけでなく子どもたちに考えさせる場面を与えること、どうすれば上達するのかを一緒に考えていけるのが指導者です。
実際に指導で意識していること

それでは私が実際の指導の際に意識していることを少し紹介します。
まずは上記でもお伝えしたとおり、やる事の意味を教えてからやらせることです。
例えばマット運動の倒立を教える際に腕で支える力をつけたいので、手をついて四足のクマ歩きをやるとします。
その際に「クマ歩きをやります。」だけではやるだけの指示になります。
そこでこの指示の前に「腕で身体を支える力をつけるためにクマ歩きをやります。」と伝えます。
これだけでもやる意味が分かりやすくなりますね。
他にも静かに話しを聞いて欲しい時、「静かに聞きなさい」だけでは少し力が弱いです。
「今から大事なことを話すので、静かに聞きなさい」と伝えるだけでだいぶ効力が強くなります。
【〇〇のために〇〇しましょう】というフレーズを意識して使うことで子どもたちの雰囲気も変わってくるかもしれません。
1点、注意したいところは、この方法を多様しすぎると指示の言葉が多くなることです。
指示の言葉が多くなるということはこちらがじゃべっている時間が多くなるということです。
しゃべっている時間が多くなるいうことは子どもたちの活動時間が短くなります。
子どもたちには出来れば常に活動させ続けることが理想です。
話を聞く時間、待つ時間が多くなればなるほど、集中力がなくなっていくのです。
なので重要なポイントを決めて、要所で上手く使えるのが理想です。
次のポイントは考えて発言する場面を与えることです。
私は授業の中でいくつか子どもたちに問いかける場面をつくるように意識しています。
例えばボールを投げるポイントをいくつか教えて練習をします。
少しやらせた後に全体を止めて、子どもたちに確認をしてみます。
「ボールの投げ方で気をつけることは何ですか?」と。
こちらから質問をすることで、子どもたちが考える場面を意図的に作り出すのです。
ここで考えて意見が言える子、話を聞いていなかった子、考えても答えが分からなかった子、など様々な子が出てくるはずです。
最初は答えられなくても、答えが間違っていようと何でも良いのです。
重要なのは考えて自分から発言をすること。
何度かこのような場面を作ることで、何も言わなくても子どもたちがしっかり話を聞いて理解できるようになっていきます。
最初に質問をした時はほとんど手が上がらなかった子たちでも、何度か続けるうちにだんだんと手が上がる人数が増えていくでしょう。
手が上がる子が増えたということは自分で考えて答えを出すことができた子が増えたということです。
まとめ
今回のテーマは子どもだけではなく様々な場面で必要なことだと思います。
人類の過去をたどると今まで様々な発見がありました。
発見の一番最初には「なぜ?なんで?」「どうすればいい?」「こうすればいいのではないか。」「こうしてみたらよくなった。」など様々な考えがあったはずです。
子どもたちには、
どうすれば運動が上手になるのか?
〇〇ができるようになるにはどうすればよいのか?
など、自分で考えることができる子になってほしいと願っています。