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2018.07.18

子どもに分かりやすく伝える方法

皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です!

今回のテーマは「分かりやすく伝える」ことです。
子どもの指導ではいかに分かりやすく伝えられるかが重要です。
しかし子どもたちに分かりやすく伝えるのはとても難しいのです。
そんな伝え方について、私が普段意識していることを紹介したいと思います。

 

 

子どもたちは分からないことだらけ




子どもの運動指導の現場では「どうすればいいの?」「できない!」「分からない~」という声を聞くことがあります。
子どもたちは分からないこと、うまくできないことだらけ。
そこで私たち大人が教えることで学んでいくのです。

指導者以外でご自分のお子さんがいるご家庭でも、教えたいけど上手く伝わらない、なかなか分かってもらえない、という経験があるのではないでしょうか。
しまいには「なんでできないの!!」とお子さんと喧嘩になってしまうことも・・・・

子どもにはいかに分かりやすく伝えることができるかがとても重要なのです。
大人と同じように言っても当然理解してくれません。
こんなに教えているのになぜ分からないのだろうとモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。
そんなとき自分はどんな風に伝えていたのか、もう一度確認してみてください。

伝え方1つで全く違う結果が見えてくるかもしれません。

 

 

 

社会には曖昧なことだらけ




「伝え方」について一度自分の周りを見渡してみましょう。
どんな「伝え方」があるでしょうか。

突然ですが、私たちが住むこの社会の中には曖昧なことがたくさんあると思いませんか?

例えば信号の意味について考えてみましょう。
赤=止まれ
青=進むことができる


それでは黄色は・・・?
答えは止まれ(ただし、停止線を越えていたり、停止位置で安全に止まれないなど危険が伴う場合に限り進むことができる)です。

よく考えるととても曖昧ですよね!?
個人の捉え方で全く変わってきます。

 

もう少し子どもに伝える場面に近づけていきましょう。

例えばご飯を食べている時。
ちゃんと座って食べなさい
こんな言葉を聞いたことがありますよね?
この「ちゃんと」の意味を考えると人によって色々な捉え方が出てきます。
これを子どもたちに「ちゃんと座りなさい」「ちゃんと持ちなさい」「ちゃんと勉強しなさい」と言っても実はよくわかっていないことがあります。
ちゃんと」していないと思っても、その子にとっては「ちゃんと」していたつもりかもしれません。

他にも「もっと」「かなり」「すごく」など誰もが日常で使う言葉の中には実は曖昧な言葉が混ざっています。
この曖昧な言葉で伝えると、子どもたちは混乱してしまったり、こちらが伝えたいこととは別の捉え方をしてしまったりするのです。
子どもに教えている時に曖昧な言葉を使っていませんでしたか?
今一度自分の伝え方を思い浮かべてみてください。

 

ではどうやって伝えればよいのでしょうか!?

答えはズバリ!具体的に伝えるのです!



 

それでは実際の指導場面にあてはめて考えてみましょう!

 

〇走りで速く走ってほしい時の1場面。
もっと速く!

どれくらい速く走ってほしいのかを具体的に伝える

新幹線のように速く!」など
電車が好きな子には「各駅停車じゃなくて特急で!」と伝えるとイメージがしやすくなります。

 

〇すぐに集合してほしい時の1場面。
すぐに集合します!

どれくらいで集合してほしいのか具体的に伝える

5秒で集合します!」など
時間で伝えると分かりやすくなります。

 

〇ボールを思い切り遠くに投げてほしい時の1場面。
もっと遠くに投げて!

どれくらい遠くに投げてほしいのか伝える。具体的な目標物を置いておくと良い。

先生がいるところまで投げて!」「この看板にあたるように投げて!」など

 

 

まとめ


常に具体的な伝え方を心掛けていけば子どもたちにも分かりやすく伝わります。
一度伝えてみて上手くいかなければ別の伝え方に変えてみるなど、その子に合った方法で伝えていけるとなお良いです

私自身もまだまだ上手く伝えられない場面も多くあります。
今のはあまり上手く伝えられなかったな、と思うこともあります。
日々のレッスンの中で学ぶこともたくさんあります。

いかに分かりやすく伝えるか。
いかに運動を楽しいものと思ってもらえるか。
そこが私たち指導者の力の見せどころです。

ウィンゲートキッズではより良いレッスンを提供できるように指導力向上を目指していきます。

 

ウィンゲートキッズ
http://www.wingate.club/kids.html