
2018.08.08

子どもの指導で重要な段階的指導について

皆さまこんにちは!
株式会社ウィンゲート、キッズ事業部の山田です!
今回のテーマは「段階的指導」について
子どものレッスンでは段階的に指導をすることが重要です。
段階的とは文字通り、だんだんと1つずつレベルを上げていくという意味です。
これは子どもだけに限りません。
何かを教える時、教えてもらう時は難易度が易しいものからだんだんと難しいものにしていくはずです。
子どもの指導では特に重要な部分になります。
大人の感覚で(これくらいできるだろう)や(自分が子どもの頃はみんなできていた)というのはあまり通用しません。
何事も基礎から1つずつ積み重ねていく必要があるのです。
段階的に指導するという部分で私が普段意識していることを紹介します。

先ほどもお伝えしましたが、段階的指導のイメージは一つずつ積み重ねてだんだんとレベルアップしていくようなものです。
算数では数の数え方から始め、足し算、引き算、掛け算と徐々に難しくなっていきます。
漢字でも最初は簡単なものから覚え、徐々に難しい漢字を習っていきます。
運動も同じことです。
例えば鉄棒の逆上がり練習で最初から逆上がりだけをやり続けてもあまり意味がありません。
すでに逆上がりができている子は良いですが、できない子は逆上がりができるための前段階の練習が必要だからです。
ここで有効なのが段階的指導の考え方です。
ポイントはその種目をどれだけ細かく分解して考えることができるかです。
逆上がりの動作をいくつかに分けてみましょう。
①鉄棒を握って前に足を踏み込む
②踏み込んだ足を反対の足を振り上げる
③肘を曲げて身体を鉄棒に近づける
④身体を丸めて回転する
⑤鉄棒の上で起き上がって止まる
次に上の番号をさらに細かく分けてみます。
①鉄棒を握って前に足を踏み込む
(1)順手、逆手で握る
(2)縦ギャロップで前に足を踏み込む
(3)スキップで踏み込む
(4)走り幅跳びで踏み込む
②踏み込んだ足を反対の足を振り上げる
(1)スキップで反対の足を振り上げる
(2)かけっこで足を素早く入れ替える
(3)ボールをキックする
③肘を曲げて身体を鉄棒に近づける
(1)肘を曲げてぶら下がる
(2)豚のまるやきで肘を曲げる
(3)懸垂をする
④身体を丸めて回転する
(1)ゆりかごで身体を丸める
(2)上体起こしで身体を丸める
(3)マット運動の後転で丸める
⑤鉄棒の上で起き上がって止まる
(1)ツバメの状態で止まる
(2)肘を伸ばす
(3)背筋を使って身体を起こす
あげていけばキリがありません。
細かく分解していくと一見逆上がりには関係ない動作も出てきます。
関係ないと思っていても実は色々な動作が繋がって「逆上がり」になっているのです。
様々な動作をクリアしていくことで「逆上がり」が完成するのです。
その子がどの段階でつまずいているのかを理解し、その段階に合った課題を与えてあげることが必要なのです。
理想はピラミッド型

運動の理想はピラミッド型です。
ピラミッドのように下の基礎の部分をしっかりと経験し、上の目指すべき動作の完成を目指します。
この基礎の部分こそ、いつも伝えている多種多様な運動経験なのです。
普段の多種多様な経験でしっかり基礎的な動作ができている子は難しい動作でもすぐに対応できることが多いです。
しかし基礎の部分の経験が少ない子はバランスが悪くなり、動作の習得に遅れがでます。
目指すべき動作の練習中につまずいてしまったのなら、一度下の段階に戻って練習をしてみると良いかもしれません。
上記で話していた「逆上がり」も逆上がりをやるだけでなく、多種多様な運動を普段からしていれば突然逆上がりができるようになることもあります。
なので普段から多種多様な運動経験をしていくことが重要なのです。
その経験が様々な動作に繋がっていくのです。
運動では勉強と違い、個々の発育発達状況や経験値の差が大きく出やすいものです。
小学1年生ならこれくらいの種目はできるはずだ、というものではありません。
同じ小学1年生でも4月生まれの子と3月生まれの子では約1年の差がついています。
1年分の発育発達と経験値の差がある子に対して同じことをやらせても、同じように出来るものとは限りません。
同じ小学1年生でも身長や体重に大きな差がある場合もあります。
中には小学2年生の平均値の子もいれば、未就学6歳児の平均値の子もいます。
その2人の運動能力を比べると大きく差が開いても不思議ではありません。
その子が今現在どれくらいの成長段階なのか、どれくらいの経験をしているのか、どれくらいの運動能力があるのかを確認し、どの段階の課題が必要なのかを考えていくことが重要です。
ご家庭で周りの子はみんなできるのに、なぜ家の子はできないのか?と不安になっている方もご安心ください。
全く同じ育ち方をしている子はいないので、違っていて当たり前なのです。
より運動能力を高めたいのであれば、普段から多種多様な運動をして遊ぶ機会を作ってみてください。
株式会社ウィンゲート、キッズ事業部の山田です!
今回のテーマは「段階的指導」について
子どものレッスンでは段階的に指導をすることが重要です。
段階的とは文字通り、だんだんと1つずつレベルを上げていくという意味です。
これは子どもだけに限りません。
何かを教える時、教えてもらう時は難易度が易しいものからだんだんと難しいものにしていくはずです。
子どもの指導では特に重要な部分になります。
大人の感覚で(これくらいできるだろう)や(自分が子どもの頃はみんなできていた)というのはあまり通用しません。
何事も基礎から1つずつ積み重ねていく必要があるのです。
段階的に指導するという部分で私が普段意識していることを紹介します。
段階的指導の考え方

先ほどもお伝えしましたが、段階的指導のイメージは一つずつ積み重ねてだんだんとレベルアップしていくようなものです。
算数では数の数え方から始め、足し算、引き算、掛け算と徐々に難しくなっていきます。
漢字でも最初は簡単なものから覚え、徐々に難しい漢字を習っていきます。
運動も同じことです。
例えば鉄棒の逆上がり練習で最初から逆上がりだけをやり続けてもあまり意味がありません。
すでに逆上がりができている子は良いですが、できない子は逆上がりができるための前段階の練習が必要だからです。
ここで有効なのが段階的指導の考え方です。
ポイントはその種目をどれだけ細かく分解して考えることができるかです。
逆上がりの動作をいくつかに分けてみましょう。
①鉄棒を握って前に足を踏み込む
②踏み込んだ足を反対の足を振り上げる
③肘を曲げて身体を鉄棒に近づける
④身体を丸めて回転する
⑤鉄棒の上で起き上がって止まる
次に上の番号をさらに細かく分けてみます。
①鉄棒を握って前に足を踏み込む
(1)順手、逆手で握る
(2)縦ギャロップで前に足を踏み込む
(3)スキップで踏み込む
(4)走り幅跳びで踏み込む
②踏み込んだ足を反対の足を振り上げる
(1)スキップで反対の足を振り上げる
(2)かけっこで足を素早く入れ替える
(3)ボールをキックする
③肘を曲げて身体を鉄棒に近づける
(1)肘を曲げてぶら下がる
(2)豚のまるやきで肘を曲げる
(3)懸垂をする
④身体を丸めて回転する
(1)ゆりかごで身体を丸める
(2)上体起こしで身体を丸める
(3)マット運動の後転で丸める
⑤鉄棒の上で起き上がって止まる
(1)ツバメの状態で止まる
(2)肘を伸ばす
(3)背筋を使って身体を起こす
あげていけばキリがありません。
細かく分解していくと一見逆上がりには関係ない動作も出てきます。
関係ないと思っていても実は色々な動作が繋がって「逆上がり」になっているのです。
様々な動作をクリアしていくことで「逆上がり」が完成するのです。
その子がどの段階でつまずいているのかを理解し、その段階に合った課題を与えてあげることが必要なのです。
理想はピラミッド型

運動の理想はピラミッド型です。
ピラミッドのように下の基礎の部分をしっかりと経験し、上の目指すべき動作の完成を目指します。
この基礎の部分こそ、いつも伝えている多種多様な運動経験なのです。
普段の多種多様な経験でしっかり基礎的な動作ができている子は難しい動作でもすぐに対応できることが多いです。
しかし基礎の部分の経験が少ない子はバランスが悪くなり、動作の習得に遅れがでます。
目指すべき動作の練習中につまずいてしまったのなら、一度下の段階に戻って練習をしてみると良いかもしれません。
上記で話していた「逆上がり」も逆上がりをやるだけでなく、多種多様な運動を普段からしていれば突然逆上がりができるようになることもあります。
なので普段から多種多様な運動経験をしていくことが重要なのです。
その経験が様々な動作に繋がっていくのです。
まとめ
運動では勉強と違い、個々の発育発達状況や経験値の差が大きく出やすいものです。
小学1年生ならこれくらいの種目はできるはずだ、というものではありません。
同じ小学1年生でも4月生まれの子と3月生まれの子では約1年の差がついています。
1年分の発育発達と経験値の差がある子に対して同じことをやらせても、同じように出来るものとは限りません。
同じ小学1年生でも身長や体重に大きな差がある場合もあります。
中には小学2年生の平均値の子もいれば、未就学6歳児の平均値の子もいます。
その2人の運動能力を比べると大きく差が開いても不思議ではありません。
その子が今現在どれくらいの成長段階なのか、どれくらいの経験をしているのか、どれくらいの運動能力があるのかを確認し、どの段階の課題が必要なのかを考えていくことが重要です。
ご家庭で周りの子はみんなできるのに、なぜ家の子はできないのか?と不安になっている方もご安心ください。
全く同じ育ち方をしている子はいないので、違っていて当たり前なのです。
より運動能力を高めたいのであれば、普段から多種多様な運動をして遊ぶ機会を作ってみてください。