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2018.05.23

縄跳びを跳べるようになるには!?

縄跳びを跳べるようになるには!?


皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です!

今回のテーマは「縄跳び」
誰もが子どもの頃に1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
現在の子どもたちも必ず行う機会があると思います。

もし子どもに「縄跳びの跳び方を教えて」と言われたらどのように教えますか?
そもそも自分が子どもの頃に縄跳びの跳び方を教えてもらったことはありますか?

「そう言われると特に教えてもらったことは無い気がする」
「いつの間にかできるようになっていたかも」

という人が多いのではないでしょうか。
教えたいのにどのように教えたら良いか分からない。

そんな方のために縄跳びを跳ぶための方法を紹介したいと思います。
自分の身近にお子さんがいる方は、ぜひ試してみてください!

縄跳びって簡単?難しい?


まず縄跳びで跳んでいる光景を思い浮かべてみてください。

「縄を回して跳び越えるだけ」

一見簡単そうに見えますよね。
しかし、大人には簡単かもしれませんが、子どもにとっては実は難しいのです。

ジャンプする時、手を振り上げて跳ぶのが自然な動作です。
しかし、縄跳びでは縄を跳び越える際に手を下に下げてジャンプをしなければいけません。
このことから縄跳びとはとても不自然な動作なのです。

子どもにとってこの不自然な動作はとても難しいものなのです。
さらに「縄を回すこと」、「ジャンプをすること」、が複合して成り立っている動作だから
さらに難易度は増します。
子どもにとって1度に複数の動作を行うことは難しいことなのです。

出来るようになるためにはまずは経験を積むことが大切です。
できること、簡単なことから1つずつやってみましょう。

縄を回す


まずは回す練習をしてみよう!
初めての子には「回す」という動作を経験する必要があります。
片手に縄を持ち、身体の横で回します。
     
前まわし、後ろまわしをやってみましょう。
できるようになったら反対の手に持って挑戦です。
※家でやる場合、縄ではなくタオルなどでも大丈夫です。

次に両手に持って縄を回します。
     
前まわし、後ろまわしをやってみましょう。
できるようになってきたら、前、後ろ、前、後ろと連続で回してみましょう。
※チェックポイント
ここではまだ跳ばないようにしてください。
縄回しのみの練習です。

ジャンプをする



次はジャンプの練習!
「縄跳び」という名前にもある通り、縄を跳ぶのですからジャンプする必要がありますね。
通常縄跳びでは足を閉じたグージャンプで跳びます。

「その場でグージャンプ」
「縄を下に置いてグージャンプで跳び越え」
など足を閉じてジャンプをしてみましょう。

※チェックポイント
もしグージャンプができない子がいた場合はお手本を見せながら声掛けをしてあげましょう。
「足を真似して!」
「足ピタ!」
「両足仲良しジャンプ!」
「グーでピョン!」
などなど。
前回の「かけっこで速く走れるようになるには!?」でも書きましたが、子どもたちを意図した動作に導くためには、その子にとって分かりやすい表現やイメージで伝えてあげると効果的です!

かけっこで速く走れるようになるには!?(前編)


今回のテーマは「かけっこ」 5月は運動会がある学校もあり、運動会に向けて走る練習をしている子もいるのではないでしょうか。 子どもの指導現場でもよく「速く走れるようになるにはどうすればよいですか?」という質問をいただくことも多々あります。 走るという動作は様々な運動に欠かせないものであり、速く走れることに越したことはありません。 ...

 

縄を回す⇒ジャンプする


それでは練習した動作を合体させていきましょう。

縄を前に回します。自分の足にあたったら上にグージャンプをします。
ここでのポイントはまだ跳び越えないことです。
    

大事なポイントなのでもう1回言います。
ここではまだ跳び越えないようにします。

というのも、最初にも書きましたが、
子どもは1度に複数の動作を行うのが難しいので、ここで跳び越えることを入れると難易度が上がります。
なので

「ジャンプするだけでいいよ」
「跳び越えなくていいよ」

と伝えてあげましょう。

縄を回す⇒ジャンプするタイミングを速くする


さあ、だんだんと縄を跳ぶ形になってきました。
上の練習ができるようになったら、ジャンプするタイミングを速くしていきましょう。
縄を回したら足にあたる前にジャンプをします。

※チェックポイント
なかなかタイミングが速くならない子にはアドバイスをします。
ここでもその子にとって分かりやすい表現やイメージで伝えてみましょう。

「回してすぐジャンプ!」
「回してピョン!」
「クルリン、ピョン!」
「クルンピョン!」

何度かやっているうちに縄を跳び越えてしまうときがあります。
その時にすかさず

「今跳べた!」
「できた!」
「すごい!」

と大げさなほどに褒めてあげましょう!

できないことができた時、子どもは嬉しくなるものです。(大人もそうですね。)
嬉しいと何度も挑戦するようになります。
自分でたくさん挑戦できるようになればそこからの上達は早いです。

まとめ


数ある縄跳びを跳ぶための練習方法からいくつかご紹介しました。

今回のブログで一番伝えたかったことは子どもに運動を教える際は足し算で教えていくことです。
足し算で教えるとはどういうことか?
序盤にも書きましたが、子どもにとって1度に複数の動作を行うことは難しいことです。
なのでまずはつのことから教えていきます。
できたらもうつと増やしていきます。
そのつを足していき、最終的な目標にたどり着くようにします。
小さなことでも積み重ねていくことで、やがて難しいこともできるようになります。

私たちウィンゲートキッズでは子どもたちに「できた!」という達成感をたくさん味わってもらえるような指導を心掛けています。

ウィンゲートキッズ
http://www.wingate.club/kids.html