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2020.11.23

肩こりの原因と治療


肩こりの原因と治療




こんにちは。板橋区にある運動総合施設ウィンゲートトレーニングセンターです。

今日は、腰痛に続いて多い肩こりについてのお話です。

肩こりでお困りの方は、必読!
読むだけで楽になれるかもしれません。


肩こりとは?




ほとんどの方がご存知だと思いますが
肩こりとは、首から肩にかけての筋肉が、重く、苦しく、張って、固まっている状態のことです。

肩こりは結果です。

肩こりになる原因があります。

その原因は1.病気やケガ 2.姿勢 の2つに分けられます。


肩こりの原因


1.病気やケガ

病気やケガが原因で肩こりになることがあります。
肩こりを感じやすい僧帽筋は脳神経である副神経の枝が支配します。
ですから、延髄で何か異変が起これば、副神経の興奮を変化させて肩こりを発生すると考えることができます。
また心の病と呼ばれる、うつ病では、多くの人が肩こりを併発します。
さらに、噛み合わせや視力も肩こりに影響を与えると信じられています。
他にも鎖骨の骨折、肩鎖関節脱臼後には肩こりを併発しやすいことが知られています。

このような肩こりは、あくまで症状です。
原因である病気やケガが何かを特定するために、さらにその治療が必要な場合には、医療機関を受診します。
2.姿勢

上記のような病気やケガが原因の肩こりを除く、ほとんど全てが姿勢が原因の肩こりといえるでしょう。
肩こりを発生させる姿勢は、2つ。

a.猫背

b.頭部前方偏位(とうぶぜんぽうへんい)

です。
2つの姿勢は連動していて、両方ともが同時に発生することもあります。

a.猫背

背骨が丸まった姿勢です。
とくに胸椎部分が丸まります。
これに伴って腰椎も丸まります。
また、肩甲骨は外転して、いわゆる「巻き肩」になります。

この結果、肩がすくむ状態になります。

b.頭部前方偏位

頭が前に出た状態です。

とくに顎が前に突き出した姿勢です。
猫背になると、自然と視線は下を向きますが、そこから前方を見ると
頭部前方偏位になります。

そのため、結果的に、首を後ろに倒した状態となり
後頸部から肩にかけての筋肉が過緊張します。


姿勢の悪化がもたらすもの


猫背や頭部前方偏位の姿勢は、肩をすくめ、首を後ろに倒した状態です。

首を後ろに倒しているため、頚椎の関節の負担が増しますが
さらに周囲の筋肉の過度な緊張から、その負担が増大することが予想されます。

この結果として、頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症などの
ケガを引き起こす可能性があります。

さらに猫背姿勢による肩のすくみは
胸郭出口症候群を引き起こす可能性があります。

このように、ケガの中にも姿勢の悪化が原因となるものがあります。

では対応は、ケガを治療するだけで十分でしょうか?



たとえば、頚椎椎間板ヘルニアが存在したとしましょう。
飛び出た椎間板を手術で削ったとします。
さらに痛みに対して薬で治療をします。
それで十分でしょうか?

症状に対しては十分な治療といえるかもしれません。
しかし、椎間板ヘルニアが発生した原因は取り除かれていませんから
再び近接した部位で椎間板ヘルニアが発生する可能性があります。

一方で、原因である猫背・頭部前方偏位の姿勢を修正すれば十分でしょうか?
しかし、原因を修正しようにも、痛みやシビレのため、十分に運動できないかもしれません。

ですから、ケガの症状の治療と原因の解決は両輪で進めていく必要があります。

ここまでの情報を簡潔にまとめると、下のようになります。
姿勢悪化 ←(原因の解決)
↓
ケガ ←(ケガの特定と治療)
↓
ケガの症状 ←(症状の治療)

姿勢悪化の原因と対処法

症状の原因は、ケガです。
ケガの原因は姿勢の悪化です。

では、姿勢悪化の原因は何でしょうか?

たとえば今回の肩こりを発生させる姿勢についていうと
多くの場合、パソコン、デスクワークとスマホです。

ですから、これらを使用する時に、姿勢が悪化しづらい環境を作るのが1つ目の解決策です。

たとえば、パソコンではスタンディングデスクを使用するのも一案です。
坐位で作業する場合には、股関節と膝がいずれも90度に曲がった状態で
足の裏が床にぴったり着く高さにイスの座面高を調整します。
また、肘から先の前腕がテーブルに乗って、肘が90度になるような高さの机とキーボードを使用します。

ここまでお読みいただいてわかるのは、この解決策は現実的ではない、ということです。

全てを理想的な環境に整えることは非常に難しい。
たとえば、あなたに合った理想的な机とイスが職場にあるでしょうか?
時間とお金をかければ、揃えられるかもしれませんが、なかなか全てを揃えるのは難しいでしょう。

そこで、次善の策を実施します。
それは姿勢が悪化する前に姿勢を変えることです。

たとえば、背筋をまっすぐにして、腰や首を過度に曲げ伸ばししない状態で
足を組んだり、背もたれに寄りかかったり、左右どちらかに偏ったり(そして逆側にも偏る)のは
どうでしょうか?

完全な良い姿勢とはいえませんが、悪くない様々な姿勢を維持することはできるかもしれません。
また、姿勢を変える間に伸びなどのストレッチを挟むのも有効です。

姿勢の悪化が原因なのですから
姿勢が悪化しないように
あるいは悪化した姿勢が常態化しないように
工夫をすることが何よりの対処法です。

その上で、もし症状をもっと根本から治したいなら
悪い姿勢になりにくいトレーニングを実施しましょう。

そのためには、まず姿勢分析ができ
分析結果に応じた個別のトレーニングが処方できるトレーナーに相談すべきです。

 

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姿勢改善専門スタジオウィンゲートパルス
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