
2018.09.27

跳び箱運動が上達するには

皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
今回のテーマは「跳び箱」について
小学校体育ではほぼ必ず行うと思います。
そして怪我が多い種目でもあります。
跳び箱を跳ぶために必要な練習方法を紹介したいと思います。

跳び箱とは助走して両足で踏み切り、腕を支点として体重移動を行って跳び越える運動です。
昔も怪我はあったかもしれませんが、近年は怪我の報告が目立つようになりました。
これもやはり運動経験の差が原因となっているのではないかと思います。
今も昔も跳び箱で遊ぶということは少ないですが、昔は日常の遊びで自然と跳び箱に繋がるような動きをやっていることが多かったのではないかと思います。
例えば友達同士で馬跳びをして遊んでいたり、公園のタイヤを馬跳びで跳び越える遊びなどで自然と跳び箱を跳ぶ感覚が出来上がっていました。
しかし現在は普段特に遊びの中で身体を動かしていない子が体育で急に跳び箱を跳ぶことで怪我に繋がっているのだと感じます。
今回は跳び箱運動の動作を分解し、段階的な練習方法を考えてみました。
跳び箱の失敗例として多いのが恐怖心によって思い切り跳び越えることができないことがあげられます。
跳び箱が恐い子はまず恐怖心の克服を目指しましょう。
跳び箱によじ登り、高いところからジャンプするなどして高さへの恐怖心を克服しましょう。
次に馬跳びや小さい跳び箱に跳び乗ることで乗る感覚を身につけます。
ご家庭では保護者の方が馬役をやっていただき、その上に跳び乗ったり跳び越えることで自然と恐怖心は薄れていきます。
恐怖心の克服のためにも普段からの運動経験がとても重要となります。
次に跳び箱を跳び越えるためにはとても重要なジャンプについて。
ジャンプが弱すぎると上手く跳べません。
また、跳び箱の前では両足を揃えて跳ぶ必要があります。
助走から両足を揃えるところが上手くできない子には、「走ってグージャンプ」の練習で両足を揃える練習をすると効果的です。
目印などを置くとより分かりやすくなります。
両足ジャンプが安定してできるようになったら次は高くジャンプ。
高くジャンプできれば跳び箱を跳び越しやすくなります。
ロイター板のなるべく奥のほうで踏み切るとよりバネの力を使って高く跳ぶことができます。

次は腕を支点とした体重移動。
腕に体重をのせ、前のほうに体重を移動していくことが必要になります。
まず一番必要な動作は「カエルジャンプ」です。
手を前に着き、手を着いた状態で前にジャンプをして進みます。
これでほぼ跳び箱の開脚跳びの動作は完成しています。
ポイントは手より前の位置に足を着くようにすること。

できるようになったら小さい段数をカエルジャンプで跳び越えてみましょう。

その他に体重移動の感覚運動として机などを左右に置き、平行棒のようなイメージで手をつきます。
腕を支点としての体重移動で前に跳ぶような練習も感覚をつかむことに繋がります。

実際に跳び箱を跳び越える時に気をつける部分は手を着く位置について。
跳び越える必要があるので、当然手を前に着く必要があります。
跳び箱の遠くに手を着けるようにしましょう。
跳び箱を跳ぶ前にカエルで手を前に着く練習をたくさんしておくとよいですね。
NG

OK

小さい子は平均台のようなものでお馬さんのように手を前に着いて進んでいくような遊びを取り入れると良いですよ。

跳び箱も普段の生活の中でいかに繋がるような動作ができるかが重要です。
親の背中に跳び乗ったり、馬跳びで遊んだりなども十分跳び箱の練習につながります。
跳び箱や鉄棒、マット運動は体育の時間しかしないという子も少なくはないと思います。
体育の時間しかやらないということはその分経験も少なく、怪我の危険性も上がります。
家の布団の上でマット運動の練習ができます。
公園のジャングルジムやうんていで鉄棒の練習にもなります。
馬跳びやタイヤ跳びは跳び箱運動に繋がります。
普段の運動経験が必ず色々な運動の役に立つはずです。
日々の運動遊びを積極敵に行い、運動能力の向上を目指しましょう!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
今回のテーマは「跳び箱」について
小学校体育ではほぼ必ず行うと思います。
そして怪我が多い種目でもあります。
跳び箱を跳ぶために必要な練習方法を紹介したいと思います。
跳び箱とその背景

跳び箱とは助走して両足で踏み切り、腕を支点として体重移動を行って跳び越える運動です。
昔も怪我はあったかもしれませんが、近年は怪我の報告が目立つようになりました。
これもやはり運動経験の差が原因となっているのではないかと思います。
今も昔も跳び箱で遊ぶということは少ないですが、昔は日常の遊びで自然と跳び箱に繋がるような動きをやっていることが多かったのではないかと思います。
例えば友達同士で馬跳びをして遊んでいたり、公園のタイヤを馬跳びで跳び越える遊びなどで自然と跳び箱を跳ぶ感覚が出来上がっていました。
しかし現在は普段特に遊びの中で身体を動かしていない子が体育で急に跳び箱を跳ぶことで怪我に繋がっているのだと感じます。
今回は跳び箱運動の動作を分解し、段階的な練習方法を考えてみました。
跳び箱の段階的練習
①恐怖心の克服
跳び箱の失敗例として多いのが恐怖心によって思い切り跳び越えることができないことがあげられます。
跳び箱が恐い子はまず恐怖心の克服を目指しましょう。
跳び箱によじ登り、高いところからジャンプするなどして高さへの恐怖心を克服しましょう。
次に馬跳びや小さい跳び箱に跳び乗ることで乗る感覚を身につけます。
ご家庭では保護者の方が馬役をやっていただき、その上に跳び乗ったり跳び越えることで自然と恐怖心は薄れていきます。
恐怖心の克服のためにも普段からの運動経験がとても重要となります。
②ジャンプ
次に跳び箱を跳び越えるためにはとても重要なジャンプについて。
ジャンプが弱すぎると上手く跳べません。
また、跳び箱の前では両足を揃えて跳ぶ必要があります。
助走から両足を揃えるところが上手くできない子には、「走ってグージャンプ」の練習で両足を揃える練習をすると効果的です。
目印などを置くとより分かりやすくなります。
両足ジャンプが安定してできるようになったら次は高くジャンプ。
高くジャンプできれば跳び箱を跳び越しやすくなります。
ロイター板のなるべく奥のほうで踏み切るとよりバネの力を使って高く跳ぶことができます。



③腕を支点とした体重移動
次は腕を支点とした体重移動。
腕に体重をのせ、前のほうに体重を移動していくことが必要になります。
まず一番必要な動作は「カエルジャンプ」です。
手を前に着き、手を着いた状態で前にジャンプをして進みます。
これでほぼ跳び箱の開脚跳びの動作は完成しています。
ポイントは手より前の位置に足を着くようにすること。



できるようになったら小さい段数をカエルジャンプで跳び越えてみましょう。



その他に体重移動の感覚運動として机などを左右に置き、平行棒のようなイメージで手をつきます。
腕を支点としての体重移動で前に跳ぶような練習も感覚をつかむことに繋がります。



④手を着く位置
実際に跳び箱を跳び越える時に気をつける部分は手を着く位置について。
跳び越える必要があるので、当然手を前に着く必要があります。
跳び箱の遠くに手を着けるようにしましょう。
跳び箱を跳ぶ前にカエルで手を前に着く練習をたくさんしておくとよいですね。
NG

OK

小さい子は平均台のようなものでお馬さんのように手を前に着いて進んでいくような遊びを取り入れると良いですよ。



まとめ
跳び箱も普段の生活の中でいかに繋がるような動作ができるかが重要です。
親の背中に跳び乗ったり、馬跳びで遊んだりなども十分跳び箱の練習につながります。
跳び箱や鉄棒、マット運動は体育の時間しかしないという子も少なくはないと思います。
体育の時間しかやらないということはその分経験も少なく、怪我の危険性も上がります。
家の布団の上でマット運動の練習ができます。
公園のジャングルジムやうんていで鉄棒の練習にもなります。
馬跳びやタイヤ跳びは跳び箱運動に繋がります。
普段の運動経験が必ず色々な運動の役に立つはずです。
日々の運動遊びを積極敵に行い、運動能力の向上を目指しましょう!