
2020.12.01

皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズの山田です!
今回のテーマは鉄棒の「逆上がり」。
逆上がりといえば、鉄棒運動では代表となる技ですね。
運動指導の現場でも逆上がりに関しての質問を受けることがよくあります。
今回は逆上がりができるようにための運動方法をいくつか紹介します!


鉄棒は、逆上がりだけでなく、色々な使い方があります。
手でぶら下がる、手と足でぶら下がる、前回りをする、ぶら下がってブランコのように揺れる、などまずは鉄棒を使って遊んでみましょう!
普段鉄棒を全くやらない子にいきなり逆上がりをやらせても上手くできるわけがありません。
できないことでさらにやる気も下がってしまいます。
今までのブログでもお伝えしましたが、重要なのは経験と継続です。
現代では面白いゲームの普及や公園の減少、遊具の撤去などが一因となり、子どもたちが外で遊ぶ機会が減ってきていると感じます。
そんな中、鉄棒で遊ぶような子はもっと少ないのではないでしょうか。
お子さんがいるご家庭では、ぜひ公園に行って鉄棒で遊んでください。
大人もたまには鉄棒にぶら下がってみると懐かしくて意外と楽しいかもしれません。
子どもは人の真似をして育っていくので、大人が楽しそうに鉄棒をしていたら鉄棒が好きじゃない子でも自然と自分からやるでしょう。
やはり運動が上手になるためには自分からやるというのは大きなポイントになります。


以下のブログでも紹介しましたが、できるようになるためにはどうすれば良いか考えてみましょう。
かけっこで速く走れるようになるには!?(前編)
今回のテーマは「かけっこ」 5月は運動会がある学校もあり、運動会に向けて走る練習をしている子もいるのではないでしょうか。 子どもの指導現場でもよく「速く走れるようになるにはどうすればよいですか?」という質問をいただくことも多々あります。 走るという動作は様々な運動に欠かせないものであり、速く走れることに越したことはありません。 ...
逆上がりのお手本を見せることができるのであれば、できた時のお手本とできない時のお手本を見せてどこが違うかを子どもに聞いてみましょう。
(お手本ができない場合は逆上がりの動画などを見せてあげても良いです。)
ここでの答えは合っていても、間違っていてもどちらでもいいです。
自分で考えることが大切なのです。
逆上がりのポイント

今回紹介するポイントは以下の2つです。
①肘を曲げる
②脚を上げる
上でお伝えしたとおり子どもに考えてもらったあと、少しずつヒントを出していきましょう。
ここで伝えるのはあくまでヒントです。
すぐに答えを教えてしまってはつまらない運動になります。
少しずつ正解へ導いていくことが大切です。
①まず逆上がりをしている時に、お腹が鉄棒にくっついているかどうかを見てください。
逆上がりではお腹が鉄棒から離れてしまってはできません。
まず「お腹が鉄棒にくっつくか、くっつかないかを見ていてね」と伝えてからお手本を見せます。
子どもは見ているようで意外と見ていないことが多いです。
なので、見ておいてほしい場所を伝えてからお手本を見せると効果的です。
そうすると「くっついていた」と答えることができます。
次に「鉄棒にお腹がくっつくようにするにはどうすればよいかな?」と伝え、また考えてもらいましょう。
ここですぐに分かる子は自分で答えを導き出します。
なかなか答えが出ない場合は次のヒントです。
「肘が曲がっているか、伸びているかを見ていてね」
と伝えてお手本を見せます。
そうすると「曲がっている」という答えがでます。
「そうだね、肘を曲げないと鉄棒にくっつくのは大変だね」と教えます。
ここで①肘を曲げるのポイントへ導くことができます。
逆上がりを成功させるには肘を曲げなければといけないということを子どもたちに理解してもらいます。
しかし頭で分かっているだけではできません。
実際に肘を曲げる力をつけるための運動をしましょう。
昔はよく、ぶたのまるやきと習っていましたが今の子はあまりイメージがわきにくいので、おサルさんなどイメージがわきやすいネーミングが良いでしょう。
この技で肘を曲げて頭が鉄棒に着くようにします。
できる子は頭が鉄棒の上までいくか、挑戦してみましょう。
こちらもなるべくイメージがわきやすいネーミングがいいですね。
肘を曲げ、身体が丸まった状態でキープします。
[gallery ids="513,514"]

通常の懸垂は難易度が高いので足が着いた状態で懸垂をします。
胸が鉄棒に着くように肘を曲げましょう。
4、綱引き
一見鉄棒とは関係なさそうですが、肘を曲げるという動作を練習できます。
肘を曲げて引きましょう。
次に②のポイント、「脚を上げる」です。
逆上がりでは脚が上にあがらないと回れません。
上のようにお手本を見せて考えさせ、実際に脚を上げるための運動をしてみましょう。
1、脚上げ腹筋
[gallery ids="507,508"]

逆上がりでは身体を丸めて脚をあげていきます。
その時に自然と腹筋の力を使っています。
腹筋の力の入れ方や感覚が分からない子はなかなか脚があがらないので、腹筋に力を入れて脚をあげる運動をやってみましょう。
[gallery ids="507,509,508"]
逆上がりでの脚の上げ方に近づけていきます。
逆上がりでは基本的に脚を片足ずつ上げていきます。
1、2のリズムで片足ずつ上げてみましょう。
分かりやすいイメージで伝えます。
「上にキック!」
「上にあるボールをキックするように」
(実際にボールを用意してキックさせるようにすると目標が分かりやすいです。)
「鉄棒の上に脚をのせるように」
などその子にとって分かりやすいイメージで伝えます。
逆上がりは学校体育の中でも多くの子どもたちの壁となる種目です。
「できない」ことで嫌になってしまう子も多くいると思います。
まずはできることからやっていきましょう。
そして一番重要なのは、運動を習慣化し、普段からたくさん身体を動かして遊ぶことです。
一見逆上がりに関係ないようなことでも実は繋がっていることがたくさんあります。
色々な運動を通して身体の動かし方を自分で理解していくことで色々なことができるようになっていきます。

ウィンゲートキッズ
http://www.wingate.club/kids.html
逆上がりができるようになるには!?
逆上がりができるようになるには!?

皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズの山田です!
今回のテーマは鉄棒の「逆上がり」。
逆上がりといえば、鉄棒運動では代表となる技ですね。
運動指導の現場でも逆上がりに関しての質問を受けることがよくあります。
今回は逆上がりができるようにための運動方法をいくつか紹介します!
鉄棒で遊ぼう!


鉄棒は、逆上がりだけでなく、色々な使い方があります。
手でぶら下がる、手と足でぶら下がる、前回りをする、ぶら下がってブランコのように揺れる、などまずは鉄棒を使って遊んでみましょう!
普段鉄棒を全くやらない子にいきなり逆上がりをやらせても上手くできるわけがありません。
できないことでさらにやる気も下がってしまいます。
今までのブログでもお伝えしましたが、重要なのは経験と継続です。
現代では面白いゲームの普及や公園の減少、遊具の撤去などが一因となり、子どもたちが外で遊ぶ機会が減ってきていると感じます。
そんな中、鉄棒で遊ぶような子はもっと少ないのではないでしょうか。
お子さんがいるご家庭では、ぜひ公園に行って鉄棒で遊んでください。
大人もたまには鉄棒にぶら下がってみると懐かしくて意外と楽しいかもしれません。
子どもは人の真似をして育っていくので、大人が楽しそうに鉄棒をしていたら鉄棒が好きじゃない子でも自然と自分からやるでしょう。
やはり運動が上手になるためには自分からやるというのは大きなポイントになります。
逆上がりができるようになるにはどうすれば良いか考えよう!


以下のブログでも紹介しましたが、できるようになるためにはどうすれば良いか考えてみましょう。
かけっこで速く走れるようになるには!?(前編)
今回のテーマは「かけっこ」 5月は運動会がある学校もあり、運動会に向けて走る練習をしている子もいるのではないでしょうか。 子どもの指導現場でもよく「速く走れるようになるにはどうすればよいですか?」という質問をいただくことも多々あります。 走るという動作は様々な運動に欠かせないものであり、速く走れることに越したことはありません。 ...
逆上がりのお手本を見せることができるのであれば、できた時のお手本とできない時のお手本を見せてどこが違うかを子どもに聞いてみましょう。
(お手本ができない場合は逆上がりの動画などを見せてあげても良いです。)
ここでの答えは合っていても、間違っていてもどちらでもいいです。
自分で考えることが大切なのです。
逆上がりのポイント

今回紹介するポイントは以下の2つです。
①肘を曲げる
②脚を上げる
上でお伝えしたとおり子どもに考えてもらったあと、少しずつヒントを出していきましょう。
ここで伝えるのはあくまでヒントです。
すぐに答えを教えてしまってはつまらない運動になります。
少しずつ正解へ導いていくことが大切です。
①肘を曲げる
①まず逆上がりをしている時に、お腹が鉄棒にくっついているかどうかを見てください。
逆上がりではお腹が鉄棒から離れてしまってはできません。
まず「お腹が鉄棒にくっつくか、くっつかないかを見ていてね」と伝えてからお手本を見せます。
子どもは見ているようで意外と見ていないことが多いです。
なので、見ておいてほしい場所を伝えてからお手本を見せると効果的です。
そうすると「くっついていた」と答えることができます。
次に「鉄棒にお腹がくっつくようにするにはどうすればよいかな?」と伝え、また考えてもらいましょう。
ここですぐに分かる子は自分で答えを導き出します。
なかなか答えが出ない場合は次のヒントです。
「肘が曲がっているか、伸びているかを見ていてね」
と伝えてお手本を見せます。
そうすると「曲がっている」という答えがでます。
「そうだね、肘を曲げないと鉄棒にくっつくのは大変だね」と教えます。
ここで①肘を曲げるのポイントへ導くことができます。
逆上がりを成功させるには肘を曲げなければといけないということを子どもたちに理解してもらいます。
しかし頭で分かっているだけではできません。
実際に肘を曲げる力をつけるための運動をしましょう。
1、通称、ぶたのまるやき


昔はよく、ぶたのまるやきと習っていましたが今の子はあまりイメージがわきにくいので、おサルさんなどイメージがわきやすいネーミングが良いでしょう。
この技で肘を曲げて頭が鉄棒に着くようにします。
できる子は頭が鉄棒の上までいくか、挑戦してみましょう。
2、ダンゴムシ、ミノムシ


こちらもなるべくイメージがわきやすいネーミングがいいですね。
肘を曲げ、身体が丸まった状態でキープします。
3、懸垂
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通常の懸垂は難易度が高いので足が着いた状態で懸垂をします。
胸が鉄棒に着くように肘を曲げましょう。
4、綱引き

一見鉄棒とは関係なさそうですが、肘を曲げるという動作を練習できます。
肘を曲げて引きましょう。
②脚を上げる
次に②のポイント、「脚を上げる」です。
逆上がりでは脚が上にあがらないと回れません。
上のようにお手本を見せて考えさせ、実際に脚を上げるための運動をしてみましょう。
1、脚上げ腹筋

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逆上がりでは身体を丸めて脚をあげていきます。
その時に自然と腹筋の力を使っています。
腹筋の力の入れ方や感覚が分からない子はなかなか脚があがらないので、腹筋に力を入れて脚をあげる運動をやってみましょう。
2、脚上げ腹筋(片足ずつ)

[gallery ids="507,509,508"]

逆上がりでの脚の上げ方に近づけていきます。
逆上がりでは基本的に脚を片足ずつ上げていきます。
1、2のリズムで片足ずつ上げてみましょう。
3、イメージ脚上げ


分かりやすいイメージで伝えます。
「上にキック!」
「上にあるボールをキックするように」
(実際にボールを用意してキックさせるようにすると目標が分かりやすいです。)
「鉄棒の上に脚をのせるように」
などその子にとって分かりやすいイメージで伝えます。
まとめ
逆上がりは学校体育の中でも多くの子どもたちの壁となる種目です。
「できない」ことで嫌になってしまう子も多くいると思います。
まずはできることからやっていきましょう。
そして一番重要なのは、運動を習慣化し、普段からたくさん身体を動かして遊ぶことです。
一見逆上がりに関係ないようなことでも実は繋がっていることがたくさんあります。
色々な運動を通して身体の動かし方を自分で理解していくことで色々なことができるようになっていきます。

ウィンゲートキッズ
http://www.wingate.club/kids.html