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2020.12.15

鉄棒の前回りができるようになるには!?(前編) 


鉄棒の前回りができるようになるには!?(前編)




皆さまこんにちは!
ウィンゲートキッズの山田です。

今回のテーマは鉄棒の「前回り」です。
鉄棒は小さい子や慣れていない子にとっては高さがあってこわいものです。
一見簡単そうに見える「前回り」でも最初はつまずいてしまう子も多いです。
そんな「前回り」の練習方法やポイントを紹介します!

 


鉄棒で遊ぼう!






以前「逆上がり」の時にもお伝えしましたが、まずは鉄棒で遊ぶことが重要です!

手でぶら下がる、手と足でぶら下がる、前回りをする、ぶら下がってブランコのように揺れる、などまずは鉄棒を使ってたくさん遊んでみましょう!

普段鉄棒を全くやらない子にいきなりやらせても上手くできるわけがありません。
できないことでさらにやる気も下がってしまいます。
今までのブログでもお伝えしましたが、重要なのは経験と継続です。

お子さんがいるご家庭では、ぜひ公園に行って鉄棒で遊んでください。
やはり運動が上手になるためには自分からやるというのは大きなポイントになります。

鉄棒では地面から身体が離れている状態になります。
そのため、小さい子や経験がない子にとってはこわいと感じるでしょう。
恐怖心を取り除くためには、身体が地面から離れた状態に慣れる必要があります。

公園にはたくさんの遊具がありますね。
上に登って遊ぶような遊具で高さに慣れておくと鉄棒もこわくなくなるかもしれません。





鉄棒の種目が上手にできないからといって、ひたすら鉄棒の練習をすれば良いのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
日常生活や遊びの中で知らないうちに鉄棒へ繋がる動きをしているかもしれません。

例えば重い荷物を持つ時には握力を使います。
握力があれば鉄棒をしっかり握ることができます。

赤ちゃんの頃に「高い高い」をたくさんしてもらった子は高いところでも恐くないかもしれません。

何度も言いますが、今までの経験がとても重要なのです。


前回りのポイント






今回前編では以下の2つのポイントを紹介します。

①鉄棒の握り方。絶対に手を離さないこと。
②ツバメで肘を伸ばす。

鉄棒は怪我が多い運動です。
慣れていない子には大人が隣で見てあげましょう。


①鉄棒の握り方。絶対に手を離さないこと。




 

まずは握り方の確認です。
鉄棒を握る際は親指が下になるように握ります。



幼児に多いのが親指を使わないで4本の指に握ることです。



幼児はまだ手が小さいので最初は親指以外の4本の指で握ることが多いです。
しかしこのままだと鉄棒から手が離れてしまう可能性が高いので、親指が下になるように直してあげましょう。
できれば鉄棒より細い縄などの遊具でしっかり握る感覚をつけておくと良いですね。


そして鉄棒では途中で絶対に手を離さないように教えます。
ここでのポイントは真剣に伝えることです。
鉄棒では途中で手を離してしまったために落下し、怪我に繋がることが多いです。
落下して大怪我をしてしまったら、今後鉄棒がトラウマになってしまうかもしれません。

鉄棒をやる前に「鉄棒をやっている時に手を離したらどうなってしまうかな?」と質問し、考えてもらいましょう。
ほとんどの子が「落ちてしまう」と回答できます。
さらに「落ちてしまったらどうなるかな?」と質問すると「怪我をしちゃう」と回答できる子は多いと思います。

鉄棒は楽しいけど危険もあるということをしっかり教えましょう。
鉄棒での怪我は一歩間違うと命にも関わるので、真剣に伝えることが重要なのです。


②ツバメで肘を伸ばす






前回りの前の段階でやってほしい種目が「ツバメ」です。
画像のように腕で身体を支えて鉄棒の上に乗る種目です。

これができてから前回りに入っていきます。
この「ツバメ」ですが、足が地面から離れているので、最初は恐いです。
恐怖心があると身体が硬直し、コントロールが難しくなります。
よくある失敗例は肘が曲がってしまい、お腹が圧迫されて痛みを感じ、やるのが嫌になってしまうことです。



ポイントは肘を伸ばして身体を支えること。
しっかり肘を伸ばして支えることができれば、お腹も痛くありません。

最初は踏み台などを使って高さに慣れます。
できるようになってきたら、踏み台を低くして背伸びで「ツバメ」。
そこまでできたら片足を浮かせていきましょう。
両足を浮かせてできるようになればもう大丈夫です!



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お家でも椅子やソファーなどの少し高さがあるところで「ツバメ」をしてみるといいです。
大人の方におんぶをする際に「ツバメ」のようにおんぶするようにするのもいいですね。



 

マット運動でもお腹をつけた状態の「ワニ」から肘を伸ばしていき、「アザラシ」に変身する運動でも肘を伸ばすことを意識できます。


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まとめ

前編ではかなり初歩的な部分を紹介しましたが、一見簡単そうな動作でも子どもにとっては難しいものです。
教えていると、「なんでこんなことができないの?」「自分が子どもの頃はすぐにできたのに」
と思ってしまうかもしれません。

しかしそこは耐えていただき、まずは「できること」からやっていき、「できたこと」を褒めていってください。
少しでもできることが増えていけば、子どもたちも自ずと自信がついていくことでしょう。

また次回の後編をお楽しみに!

http://www.wingate.club/kids.html


ウィンゲートキッズ