
2018.08.31

風邪にまつわる話

こんにちは。ウィンゲートトレーニングセンター、ボディケア事業部の岡田です。
今年は梅雨明けが早く暑い日が続きましたが、ようやく気温が下がる日も出てきましたね。これからの時期はより寒暖差が大きくなってきます。
さて、そんな時期に気を付けなければいけないものといえば・・・・
「風邪」ではないでしょうか?
季節の変わり目という時期には体調を崩される方が増えます。特に気温の寒暖差にやられてしまう方が多い印象です。
「風邪」については以前も触れていますが(※以前の投稿をご参照ください:「かぜ」を治す薬はない!)今回は予防など風邪にまつわるお話を紹介します。中には意外と知らない事実もあるのではないでしょうか??

風邪の予防と聞いて普段から皆様が行っていることと言えば、うがい・手洗い・マスクが思い付くと思います。
もちろん、この3つは是非実施して頂きたいものです。

最も効果的であるのは「手洗い」だとされています。人間は無意識のうちに顔を触ってしまうので、手洗いをしっかりと行うことはとても重要なのです。ただ、手洗いは常にできるものではありません。そこで便利なものがアルコール消毒液です。
ここで注意が必要なのは、手洗いもアルコール消毒も、洗い残しや塗り残しがないようにまんべんなく行わないと意味がなくなります。
掌やだけこすり合わせて洗われている方を多く見受けられますが、指の間・爪の中・手の甲などは洗い残してしまうことが多いため、普段から意識して手洗いをすることが大切です。

よく行われている「うがい」ですが、水で行う方もいればヨードが入ったうがい薬やアズレンが入ったうがい薬を使う方もいるでしょう。
アズレンは炎症を抑える効果があるため、咽頭炎などで喉に炎症が起きている場合は効果的です。しかし、予防目的のうがいは水で十分なのです。
ヨードは殺菌作用があるためよく効いてくれる気がしますが、口の中の常在菌も殺してしまうため菌のバランスを崩してしまう可能性があります。また、刺激により気道の粘膜を傷つけてしまうこともあるのです。
ヨードを使ったうがい薬を使うことを全否定はしませんが、こと風邪の予防のうがいという観点からみると、水で十分だということです。
以前の投稿でもご紹介しましたが、「風邪薬」というものは出ている症状を抑える薬であり、風邪の原因ウイルスをどうにかしたり、予防的に効くものではありません。
そして、「風邪をひきそうだから早めに抗生剤を飲む」というのも効果はありません。抗生剤は風邪には不要です。
ただ、痰が絡む、鼻水が出てきそうだという時に痰切りや鼻炎薬を使うことは、その後痰や鼻水が喉に落ちることで起こる咳や喉の痛み・炎症を抑えることが出来るかもしれません。そういった意味では「予防」となるかもしれませんね。

他の人に移さないという面では効果的です。喋ったり咳をしたり、くしゃみをすることで唾と一緒にウイルスをまき散らしてしまう可能性があります。
しかし、マスクも密着度が高いものが発売されているとはいえ、完全に皮膚とマスクの隙間をなくすことはできません。マスク自体はウイルスや花粉を通さない様にできていますが、ウイルスは非常に小さいものなので、わずかな隙間でもあれば入ってきてしまいます。「マスクをしているからうつらない」ということはありませんが、他人から唾などが飛んできた際にそれを口の中などに入れない効果はあります。
「他人に飛ばさない」「飛んできたものを防ぐ」といった意味で、特に電車の中や職場など人が多い場所にいるときにマスクは活躍してくれます。
風邪の予防で一番大事なことは「手洗い」です。もちろん、うがいやマスクも使うことでより予防につながるでしょう。
そして、「手洗い」は簡単に済ませるのではなく指の間や手の甲など、満遍なく洗わないと意味がありません。また、手洗いができないときはアルコール消毒も効果的です。
・・・ちなみに、「風邪は人にうつすと治る」は迷信です。ただ迷惑なだけ・・・・・。
今年は梅雨明けが早く暑い日が続きましたが、ようやく気温が下がる日も出てきましたね。これからの時期はより寒暖差が大きくなってきます。
さて、そんな時期に気を付けなければいけないものといえば・・・・
「風邪」ではないでしょうか?
季節の変わり目という時期には体調を崩される方が増えます。特に気温の寒暖差にやられてしまう方が多い印象です。
「風邪」については以前も触れていますが(※以前の投稿をご参照ください:「かぜ」を治す薬はない!)今回は予防など風邪にまつわるお話を紹介します。中には意外と知らない事実もあるのではないでしょうか??
風邪の予防に効果的なものは?

風邪の予防と聞いて普段から皆様が行っていることと言えば、うがい・手洗い・マスクが思い付くと思います。
もちろん、この3つは是非実施して頂きたいものです。
①手洗いが効果的!!

最も効果的であるのは「手洗い」だとされています。人間は無意識のうちに顔を触ってしまうので、手洗いをしっかりと行うことはとても重要なのです。ただ、手洗いは常にできるものではありません。そこで便利なものがアルコール消毒液です。
ここで注意が必要なのは、手洗いもアルコール消毒も、洗い残しや塗り残しがないようにまんべんなく行わないと意味がなくなります。
掌やだけこすり合わせて洗われている方を多く見受けられますが、指の間・爪の中・手の甲などは洗い残してしまうことが多いため、普段から意識して手洗いをすることが大切です。
②予防のうがいは水で十分!!

よく行われている「うがい」ですが、水で行う方もいればヨードが入ったうがい薬やアズレンが入ったうがい薬を使う方もいるでしょう。
アズレンは炎症を抑える効果があるため、咽頭炎などで喉に炎症が起きている場合は効果的です。しかし、予防目的のうがいは水で十分なのです。
ヨードは殺菌作用があるためよく効いてくれる気がしますが、口の中の常在菌も殺してしまうため菌のバランスを崩してしまう可能性があります。また、刺激により気道の粘膜を傷つけてしまうこともあるのです。
ヨードを使ったうがい薬を使うことを全否定はしませんが、こと風邪の予防のうがいという観点からみると、水で十分だということです。
③風邪薬を予防で飲んでも意味がない!!
以前の投稿でもご紹介しましたが、「風邪薬」というものは出ている症状を抑える薬であり、風邪の原因ウイルスをどうにかしたり、予防的に効くものではありません。
そして、「風邪をひきそうだから早めに抗生剤を飲む」というのも効果はありません。抗生剤は風邪には不要です。
ただ、痰が絡む、鼻水が出てきそうだという時に痰切りや鼻炎薬を使うことは、その後痰や鼻水が喉に落ちることで起こる咳や喉の痛み・炎症を抑えることが出来るかもしれません。そういった意味では「予防」となるかもしれませんね。
マスクは予防に効果的?

他の人に移さないという面では効果的です。喋ったり咳をしたり、くしゃみをすることで唾と一緒にウイルスをまき散らしてしまう可能性があります。
しかし、マスクも密着度が高いものが発売されているとはいえ、完全に皮膚とマスクの隙間をなくすことはできません。マスク自体はウイルスや花粉を通さない様にできていますが、ウイルスは非常に小さいものなので、わずかな隙間でもあれば入ってきてしまいます。「マスクをしているからうつらない」ということはありませんが、他人から唾などが飛んできた際にそれを口の中などに入れない効果はあります。
「他人に飛ばさない」「飛んできたものを防ぐ」といった意味で、特に電車の中や職場など人が多い場所にいるときにマスクは活躍してくれます。
まとめ
風邪の予防で一番大事なことは「手洗い」です。もちろん、うがいやマスクも使うことでより予防につながるでしょう。
そして、「手洗い」は簡単に済ませるのではなく指の間や手の甲など、満遍なく洗わないと意味がありません。また、手洗いができないときはアルコール消毒も効果的です。
・・・ちなみに、「風邪は人にうつすと治る」は迷信です。ただ迷惑なだけ・・・・・。