
2020.12.16

皆さま、こんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
前回の続き、鉄棒の「前回り」後編です!
後編では前回りで一番つまずくことが多い場面を基に練習方法を紹介します!
前回のブログも合わせてご覧ください。
⇒鉄棒の前回りができるようになるには!?(前編)

後編では以下のポイントを紹介します!

前編でもお伝えしましたが、鉄棒は怪我が多い運動です。
まだ難しい子は大人がサポートしてあげてください。
①恐怖心を克服!お布団干しに挑戦!
前回りができない子の原因で一番多いのが恐怖心です。
恐くて回れないのです。
恐さに慣れるために手っ取り早い方法はやはり遊ぶことです。
普段から慣れ親しむことで多少なりとも恐怖心はなくなっていきます。
これは大人でもそうですし、どんなことにも当てはまると思います。
誰でも初めて挑戦すること、苦手なこと、うまくできないことも普段からの小さな積み重ねがやがて力に変わっていきますよね。
子どもの運動もそれと同じです。
小さな積み重ねで自信をつけていきましょう!
それでは具体的な方法を紹介していきます!
なぜ前回りが恐いのか
前回りの動作を確認していきます。
前回紹介しましたが、まずはツバメでバランスをとらなければいけませんね。

ツバメでは写真のように身体を斜めにしてバランスをとって止まります。
この状態になるには頭を少し前へ出し、腕で上手く支える必要があります。
子どもの頃はみんな頭が大きくて重いので、バランスをとるのがとても難しいのです。
上手くバランスをとれないと鉄棒から落ちてしまうので、子どもにとってはとても恐いのです。
前回紹介したとおり踏み台を使い、足が着いた状態から練習していくといいですね。
ツバメができたら次はお布団干しです。

さあ、このお布団干しが「前回り」最大の難関です。
お布団干しでは頭から前に倒れていきます。
人間は危ない時、何かが飛んできた時、ぶつかりそうな時などは本能的に頭を守るようにしますね。
それなのに前回りでは頭から前に倒れて落ちていかなければなりません。
そう考えるととても恐いですよね。
もちろん、鉄棒をしっかり握っていれば安全なのですが、まだ慣れていない子は頭を守ろうとして先に手を前に出して着こうとします。
手を前に出して着こうとすると鉄棒から手が離れてしまいます。
結果、落下して怪我をしてしまうわけです。
上手なお布団干しをするためには身体の力を抜くことが重要です。
恐怖心があると身体が緊張してこわばり、うまく動かすことができなくなります。
いかに恐怖心がない状態でお布団干しができるかがカギとなります!
まずはツバメ同様に踏み台を使ってみましょう。
足が着いた状態であれば恐さも少なくなるでしょう。
慣れてきたら片足ずつ浮かせてみます。
両足浮かせられればもう大丈夫!
[gallery ids="916,917,918"]
どうしても恐くてできない子はその子ができるくらいの目標を決めます。
例えば前に手を準備し、「この手におでこをタッチしてみよう」と課題を与えます。
クリアできたら少しずつ遠い位置にしていきましょう。
頭のところに手を添えてあげるだけでも多少は恐くなくなります。

上記の方法でもできない子は別の方法も試してみましょう。
「前回り」を逆再生して考えてみます。
前に倒れるのが恐ければ逆からやってみましょう。
「前回り」の逆は...?ズバリ!「逆上がり」です!
[gallery ids="911,912,913,914"]
「前回り」ができないのに「逆上がり」をやらせるの?と思うかもしれませんが、ここでは自力での「逆上がり」を完成させるのが目標ではありません。
ここでの目標は「前回り」の恐怖心の克服でしたよね。
もちろん1人でできない子がほとんどだと思いますので、隣で大人の方がお手伝いしてあげてください。

ツバメからお布団干しができない子でも「逆上がり」からお布団干しの形にすると意外とできるのです!(私が保育園で教えている2歳の子でもできました!)
逆上がり⇒お布団干し⇒降りる
この動作でほとんど前回りは完成していますね!
[gallery ids="911,912,913,914"]
[gallery ids="914,913,912,911"]
お家でやってみよう!
前回も少し紹介しましたが、お家でできるエクササイズ紹介です。
〇山登り
家にあるもので山をつくり、「ツバメ」、「お布団干し」をやります。
これであればほとんど恐くないですし、すべり台のように楽しんでできます。
[gallery ids="921,922,923"]
〇空中お布団干し
お子さんの腰を持ってあげて空中に浮かせます。
鉄棒でのお布団干しと同じ状況を作り出し、感覚に慣れさせます。
低い位置で浮かせればほとんど恐くありません。

まとめ
今回は2回に分けて鉄棒の「前回り」を紹介しました。
「前回り」が恐くてできない子はぜひ試してみてください!
ただし忘れないでほしいことは、これをやればできるようになるわけではないということです。
何度も言いますが、普段どのような運動経験をしているかが一番重要なのです。
ウィンゲートキッズ
鉄棒の前回りができるようになるには!?(後編)

皆さま、こんにちは!
ウィンゲートキッズ事業部の山田です。
前回の続き、鉄棒の「前回り」後編です!
後編では前回りで一番つまずくことが多い場面を基に練習方法を紹介します!
前回のブログも合わせてご覧ください。
⇒鉄棒の前回りができるようになるには!?(前編)
前回りのポイント

後編では以下のポイントを紹介します!
①恐怖心を克服!お布団干しに挑戦!

前編でもお伝えしましたが、鉄棒は怪我が多い運動です。
まだ難しい子は大人がサポートしてあげてください。
①恐怖心を克服!お布団干しに挑戦!
前回りができない子の原因で一番多いのが恐怖心です。
恐くて回れないのです。
恐さに慣れるために手っ取り早い方法はやはり遊ぶことです。
普段から慣れ親しむことで多少なりとも恐怖心はなくなっていきます。
これは大人でもそうですし、どんなことにも当てはまると思います。
誰でも初めて挑戦すること、苦手なこと、うまくできないことも普段からの小さな積み重ねがやがて力に変わっていきますよね。
子どもの運動もそれと同じです。
小さな積み重ねで自信をつけていきましょう!
それでは具体的な方法を紹介していきます!
なぜ前回りが恐いのか
前回りの動作を確認していきます。
前回紹介しましたが、まずはツバメでバランスをとらなければいけませんね。

ツバメでは写真のように身体を斜めにしてバランスをとって止まります。
この状態になるには頭を少し前へ出し、腕で上手く支える必要があります。
子どもの頃はみんな頭が大きくて重いので、バランスをとるのがとても難しいのです。
上手くバランスをとれないと鉄棒から落ちてしまうので、子どもにとってはとても恐いのです。
前回紹介したとおり踏み台を使い、足が着いた状態から練習していくといいですね。
ツバメができたら次はお布団干しです。

さあ、このお布団干しが「前回り」最大の難関です。
お布団干しでは頭から前に倒れていきます。
人間は危ない時、何かが飛んできた時、ぶつかりそうな時などは本能的に頭を守るようにしますね。
それなのに前回りでは頭から前に倒れて落ちていかなければなりません。
そう考えるととても恐いですよね。
もちろん、鉄棒をしっかり握っていれば安全なのですが、まだ慣れていない子は頭を守ろうとして先に手を前に出して着こうとします。
手を前に出して着こうとすると鉄棒から手が離れてしまいます。
結果、落下して怪我をしてしまうわけです。
上手なお布団干しをするためには身体の力を抜くことが重要です。
恐怖心があると身体が緊張してこわばり、うまく動かすことができなくなります。
いかに恐怖心がない状態でお布団干しができるかがカギとなります!
まずはツバメ同様に踏み台を使ってみましょう。
足が着いた状態であれば恐さも少なくなるでしょう。
慣れてきたら片足ずつ浮かせてみます。
両足浮かせられればもう大丈夫!
[gallery ids="916,917,918"]
どうしても恐くてできない子はその子ができるくらいの目標を決めます。
例えば前に手を準備し、「この手におでこをタッチしてみよう」と課題を与えます。
クリアできたら少しずつ遠い位置にしていきましょう。
頭のところに手を添えてあげるだけでも多少は恐くなくなります。

上記の方法でもできない子は別の方法も試してみましょう。
「前回り」を逆再生して考えてみます。
前に倒れるのが恐ければ逆からやってみましょう。
「前回り」の逆は...?ズバリ!「逆上がり」です!
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「前回り」ができないのに「逆上がり」をやらせるの?と思うかもしれませんが、ここでは自力での「逆上がり」を完成させるのが目標ではありません。
ここでの目標は「前回り」の恐怖心の克服でしたよね。
もちろん1人でできない子がほとんどだと思いますので、隣で大人の方がお手伝いしてあげてください。

ツバメからお布団干しができない子でも「逆上がり」からお布団干しの形にすると意外とできるのです!(私が保育園で教えている2歳の子でもできました!)
逆上がり⇒お布団干し⇒降りる
この動作でほとんど前回りは完成していますね!
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お家でやってみよう!
前回も少し紹介しましたが、お家でできるエクササイズ紹介です。
〇山登り
家にあるもので山をつくり、「ツバメ」、「お布団干し」をやります。
これであればほとんど恐くないですし、すべり台のように楽しんでできます。
[gallery ids="921,922,923"]
〇空中お布団干し
お子さんの腰を持ってあげて空中に浮かせます。
鉄棒でのお布団干しと同じ状況を作り出し、感覚に慣れさせます。
低い位置で浮かせればほとんど恐くありません。

まとめ
今回は2回に分けて鉄棒の「前回り」を紹介しました。
「前回り」が恐くてできない子はぜひ試してみてください!
ただし忘れないでほしいことは、これをやればできるようになるわけではないということです。
何度も言いますが、普段どのような運動経験をしているかが一番重要なのです。
ウィンゲートキッズ